謎のベルト

先週までは、秋風がそよぐさわやかな気候になったと思っていたら、大雨が降ったり、今日にいたっては予報を上回る32℃となかなか落ち着かない天気が続いています。

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             日差しが強くて分かりにくいですが32℃です。

さて、閑話休題。

2ヶ月前に入所したホウオウですが、担当のアサカワ君が腰に変なベルトをまいていますね。一見すると重量挙げの選手が巻いているベルトにも似ていますがちょっと違います。通販でおなじみのメタボ対策のウエストが締まって、腹筋が割れるベルトとも違います。

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               なんに見えますか?この変なベルト。

正しい使い方はこちら。

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正解は、馬用のチョーカーでした。

というのは、間違いで本当は「グイバンド」という馬具です。

「ぐい」とは、齰癖(さくへき:馬が馬栓棒(馬房の入り口の棒)などを噛んだりして空気を飲み込む癖)のことで、その飲み込む音がそのまんま「グイッ」とすることから名づけられたようです。この癖をおぼえた馬の馬房からは、カエルが鳴いたような「グイッー」という音が聞こえてきます。あまり、癖がひどくなると飲み込んだ空気がお腹いっぱいになって、腹痛をおこすことがあります。これを防止するために、このバンドをつけることでその癖を矯正します。中にはこれをつけても直らない馬もいますが・・・。ホウオウ君はこれで「グイ」をしなくなりました。

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プールでも、競馬と同様にとても力強い泳ぎを見せてくれます。今日は暑かったのでいつもより上機嫌にみえました。

お盆休み

先週はお盆休みということで、たくさんの見学者が常磐支所に訪れました。

多くは夏休みの家族連れ、地元の友人と一緒に来た方、よく見学に来られる常連組、その他に気になる馬の様子を見に来られた競馬ファンなど様々でした。

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たくさんの見学者に気合が入り、ふだん以上の泳ぎを見せています。あるいはオリンピックの影響もあったのか・・・。

現在のところ、プール調教のリーディングは力強いストロークで押し切るハット号、ピッチ泳法でスピードのあるアフリカ号、この2頭が群を抜いています。さて後半戦では、新たなる挑戦者が現れるのか、それともこのまま2頭が逃げ切るのか?乞うご期待です。

実際に見学された方も、泳ぎの得手不得手が分かるかと思いますが、特に心配される馬が何頭かいます。

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上の馬と比べるとこの馬は、あきらかに泳ぎが下手に見えます。別に溺れそうなわけではありませんが、余裕がありすぎというか楽しんでいるというか。走り方と同様に泳ぎ方も個体差が大きいですね。走る能力と泳ぐ能力は必ずしもリンクしていないようです。

後半戦も頑張っていこう!

こんなのできました(常磐編)

函館の皆さんお疲れ様でした。

開催も無事終了し、最後は華々しく新しいHEROも誕生と、とても楽しませていただきました。

これからは、札幌開催にむけて函館で調整する馬たちの診療に頑張ってください。

さて、常磐支所も8月からは、全国並みの酷暑が訪れ、馬も人も少しバテ気味になりかけたかと思いきや先週末からは、またさわやかな風が吹いたり、夜は涼しくなったりと過ごしやすくなりました。最近では夏休みを利用した家族連れの見学者が増えてきたようです。

せっかく見学に来られる方がいらっしゃるので、何か競馬をアピールできないかと思案してこんなものを作ってみました。

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                        ポスター用の掲示板です。

GⅠシリーズやローカルシリーズのポスターが、続々と送られてくる中貼る場所に悩んだ結果、掲示板を作成することになりました。しかし、あまり無駄遣いをしないように地球と財布にやさしく手作りで作りました。屋根の細工などはかなりのものです。

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                    なかなかいい雰囲気でしょう。

じつは、支所にいらっしゃる元大工さんのお力も拝借しての力作ですが、予想以上の出来栄えに少し驚きました。

見学者の方にアピールできそうです。函館は札幌に変更しておきますよ。

メイクデビュー 常磐

函館競馬場も来週からの開催に向けて準備が忙しそうですね。

今年も夏競馬がいよいよ始まります。皆さんのお目当ての新馬は、お決まりでしょうか?

新馬戦は、いろんな意味で楽しみで良血で下馬評どおりに走る馬、調教もいまひとつだけど競馬になって根性を見せて勝つ馬など予想が難しいこともありますが、楽しめる競馬でもあります。近親で応援していた馬の仔が走ったりするとなぜか応援したくなります。皆さんも気になる新馬がいましたら、デビューからずっと追いかけてみるのも結構楽しめますので、ぜひお試し下さい。

さて、今回のタイトルですが、今年のJRAの新馬戦には「メイクデビュー」という愛称が設定され、6/22から開催される福島・函館・阪神競馬からその愛称が使われることになります。例えば、昨年までの「福島新馬競走」は『メイクデビュー福島』となります。

常磐支所でも、これに先駆けて「メイクデビュー常磐」が行われました。       

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               400mダート 天候は晴れ 馬場状態は良で行われました。  

残念ながら、彼らは今年競走馬の獣医師として採用された新馬ならぬ新人です。現在、獣医研修ということで色々な施設で研修や講義を受けているところで、今週は常磐支所へ訪れました。ここ常磐支所は馬の温泉としてだけでなく、競走馬の競走復帰にむけたリハビリテーションを行う施設でもあり、新人獣医師には「競走馬にとってのリハビリとは?」を主題にして様々な講習や実習を行いました。

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                       普段は見れない泳ぐ馬の姿を見学

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         ウォータートレッドミルについても色々質問していました。

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エコー検査やショックウェーブ治療では、今後のために実習を行い、各自メモを取ったり真剣に説明を受けていました。

最後には実際にリハビリメニューを体験したいとの熱望があり、色々なメニューに挑戦です。

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                  まずは一周40mのプールを泳ぎます

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       続いて見た目よりも水の抵抗が大きくハードなウォータートレッドミル

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     最後は温泉で馬と一緒の温泉へ。講義のとおり、リラックスできたでしょうか?

短い時間でしたが、濃い研修になったのではないでしょうか?

皆さんのこれからの活躍を期待します。

プール始めました! 常磐支所

昨日より、リハビリメニューの一つであるプール調教が始まりました。

初日は、プール開きと称しましてマスコミ各社も大勢取材に訪れ、地元の夕方のニュースや今朝の新聞には写真でも取り上げられました。

ちょうど昨日は好天にめぐまれ、福島市では29,8℃と全国でも一番高い気温を記録し、常磐支所は、気温25℃、水温18℃とまさにプール日和となりました。

まずは、プールの安全を祈願しまして、お清めの儀式を厳かにとりおこないました。

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リハビリメニューの一つですので、あらかじめプール調教に適した馬を選抜してはいますが、何しろ泳いだ経験がある馬は、トレセンでの調教をしたことのある馬、去年の常磐でのプール調教を行った馬に限られ、当然生涯初めて”およぐ”馬がほとんどです。少し緊張しながら始めると意外にも、上手にこなしていきます。

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              少し頭が高めながら、一生懸命泳いでいます。

中には、余裕でのんびりと楽しんで泳いでいるような馬もいます。あまりにゆっくりで顔が水に漬かってしまうのではと不安にさせられます。

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                   余裕なのか懸命なのかわかりづらい表情です。

水に入るまでを嫌がったり、ギリギリのところから飛び込むようにジャンプする馬など様々でしたが、大事無く初日を無事に終了しました。

これから、10月の中旬頃までプール調教を行いますのでまた、その様子はご報告します。

もうすぐプール開き

新緑が木々を埋め尽くし、とても気持ちの良い陽気になってきました。さて、常磐支所では5月の声を聞くと俄かに新しいリハビリの準備を開始します。タイトルにもありますプール調教です。あくまでリハビリの一環であって、夏の暑さをしのいだり、泳いで楽しむものとは違います。

常磐支所のプールは、日本で初めての馬用スイミングプールであり昭和50年に開設されました。幅4m深さ3mのドーナツ型をした円形プールです。現在は栗東や美浦にも作られており、調教方法の1つとして広く活用されています。真水の屋外プールですので水温が20℃以上になる季節(5月末~10月頃)だけ使用しています。脚に負担をかけずに運動負荷をかけることができ、心肺機能の向上に適しています。

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水を抜いて水垢をきれいに落とします。こんなに深いんですよ!

今年は5月22日から開始予定です。(水温の状況によっては多少前後することがあります。)

福島県では、季節の風物詩として取り上げられることもある行事の一つになっています。

追伸 

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函館を出発し無事常磐支所に到着したリカですが、いまやいわき湯本温泉を堪能(?)しております。さて、お好みの温泉はどっちですか?リハビリも順調にこなしていますので函館の方ご安心を。

HELLO & GOODBYE

先日より、温泉ブログに函館競馬場の競走馬診療所が新たに加わりました。

色々常磐のこともとりあげていただいて、見られた方も多いとは思いますが、同じJRAの温泉、馬の温泉としてこのブログを盛り上げて行きたいと思いますので、常磐ともどもよろしくお願いします。

函館を旅立った彼女は、今朝無事に常磐に到着しております。函館の担当の方、ご苦労様でした。引き続き競走復帰に向け、リハビリを行っていきたいと思います。

さて、常磐は激しい雨風に残っていた桜も花吹雪を楽しむまもなくあっという間に散ってしまいました。

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            レオと満開の馬場の桜

写真のレオも競走復帰にむけて、支所から旅立ちました。

一日も早く競馬場で、元気な姿を見せて欲しいものです。

そして、もう一頭。温泉でリラックスする姿を最後の温泉で見せてくれたのが次のシャイです。

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        いくらなんでも気を抜きすぎでは・・・

これは、なかなか見られない、いい表情です。

きっと競馬場では、凛々しい姿を見せてくれることでしょう。

さて、旅立つばかりでは寂しいので、小さな来訪者をご紹介します。

このブログでも取り上げられていましたツバメです。

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    去年いたヒナの一羽のようです。お気に入りの時計の上に帰ってきました。

例年よりも早く常磐に帰ってきたようで、地球温暖化の影響なのか、ここの居心地が良かったのか、いずれにしても元気に飛び回っています。

春到来 来週から福島開催!

関東、関西のサクラの名所からの開花情報が、伝わりいよいよ春めいてきました。

常磐支所では、遠くから見てもつぼみがピンクに色づいてきて、ちらほらと咲き始めたところ

です。満開まではもう少しかかりそうです。

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さて来週4月12日からは、いよいよ福島開催が始まります。

この日を楽しみに待っていた方も多いのでは、でもこの1回福島開催は3週間の開催ですの

でお気をつけ下さい。

そして、来週はいよいよクラッシクシリーズ第一弾の桜花賞も阪神競馬場で行われます。

毎年、阪神競馬場の桜の開花状況はとても気になりますが、きれいな桜が咲く中、華々しく

催されるこのレースは、「春」をイメージさせます。

今年も美しいレースを期待したいところです。

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左が春の福島競馬、右が桜花賞のポスター 

うれし恥ずかし初入浴!

ロン君は、今年になってから常磐支所にやってきました。

そろそろ、温泉に入れても良い時期がきたので早速練習です。

練習!?

馬の世界には、当然「入浴」なるものもありませんし、今までやったことはありませんから当然

練習が必要です。

馬は生まれてから、競走馬になるまでの間に数々の練習をこなしてきています。

鞍をのせる練習。人を乗せる練習。蹄鉄をつける練習。・・・。

少しずついろんなことを覚えていきます。

これまでは、シャワーで全身を洗うことはやってますが浴槽?にどっぷりとつかるのは、生涯

初の出来事です。

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もやもやしているあれは何?

では、ゆっくりとお湯につかります。

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なにされるんだ?

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おっ上からもお湯が。

ふ~む。これが温泉ってやつですか。

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んんむぅ。気持ちいいけどんん?

さすがに初日は、おっかなびっくりで最後まで緊張している様子でした。

まぁそのうちに自分からすすんで入るようになるでしょうけどね。

立春すぎても

節分もおわり、暦のうえではもう春です。でも、寒さは日増しに厳しくなってきています。

東京開催も2週連続で雪のため中止となり、とても残念です。競馬を楽しみにされていた方々には、大変ご迷惑をおかけしました。

でも、雪には勝てないのです。

競走馬は、ご存知のとおり蹄鉄をはいています。この状態で雪の中を歩くと踏んだ雪が蹄鉄の中にしっかりとはまりそして次々と雪が蹄の裏について、どんどんと積み重なっていくのです。これを俗に「下駄を履く」と表現しますが、この状態では、当然馬が歩くこともできず、危険です。ですから、雪の中を歩かせるときは、蹄鉄をはずしたり(これも俗に裸足にすると言います)、昔は手作りのわらじを履いて、運動していたこともあったそうです。また、雪が激しく降ると、視界がさえぎられ騎手も前が見えず、公正競馬の確保の意味からも競馬ができなくなります。人海戦術で除雪を行ったり、一晩中、ハローがけを行ったりと開催に向けて努力をしますが、自然の力には、かないません。この季節は天気予報が気になって仕方がありません。

さて、福島県は県内の区分が大きく3分割されています。①会津地方は、奥羽山脈より西側の地域のことで、磐梯山、猪苗代湖、五色沼湖沼群などがあります。②中通り地方は、奥羽山脈の東側から阿武隈高地までの地域で、盆地地形です。③浜通り地方は、阿武隈高地以東の地域で、太平洋沿岸部は細長く帯状の低平地です。いわき市は浜通り地方に分類され、冬でも太平洋岸の温暖な気候なため、あまり雪が降りませんが、今週は珍しく雪予報(降雪確立100%!!)が出ていました。

融雪剤をまいたり、調教の時間を打ち合わせたりと雪害対策をおこなって、次の朝早く起きてみると雪もなくいつもの景色。ほっとして朝から調教を行って何事もなく順調すぎていきました。

しかし、1頭だけ被害を受けた馬がいました。それは、わが支所のアイドルホース・ミミちゃんです。

ミミの飲み水が、凍ってしまいとても飲めません。

普段からあまり愛想のいいほうではありませんが、いつにもまして不機嫌になってしまいました。

「なにやってんのよ~っ。 のど渇いたじゃないの~。ふんっ。」とおうちの中へ。

ごめんね。でもご飯の時間にはもう機嫌も直っていつものミミに戻っていました。

寒い夜はきをつけます。