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2015JRAブリーズアップセール関連情報(事務局)

○欠場馬情報について(4月27日現在)

31 スペシャルウーマンの13  (父 バトルプラン)       右前深管骨瘤のため

33 ウインクルディールの13  (父 アルデバラン)       右前深管骨瘤のため

37  オヘソノタカラモノの13  (父 ナカヤマフェスタ)    右肩跛行のため

52 コンゴウマライカの13   (父 ケイムホーム)      右肩跛行のため

53 カシノリボンの13           (父 タニノギムレット)    右肩跛行のため

55 シルクサルートの13       (父 ベーカバド)        右前蹄骨々折のため

67 グディニアの13            (父 プリサイスエンド)      左第3中手骨々折のため 

68 エビスハルカの13         (父 シニスターミニスター)  左前球節炎のため

74  ドリームニキハートの13 (父 ケイムホーム)       喘鳴症のため

77 ローランウィスパーの13  (父 ブラックタイド)           寛跛行のため

 

JRA育成馬サイトのブリーズアップセールページにも掲載されております。

  http://jra.jp/training/bus.html

2015JRAブリーズアップセール関連情報(事務局)

○欠場馬情報について(4月25日現在)

31 スペシャルウーマンの13  (父 バトルプラン)       右前深管骨瘤のため

33 ウインクルディールの13  (父 アルデバラン)       右前深管骨瘤のため

37  オヘソノタカラモノの13  (父 ナカヤマフェスタ)    右肩跛行のため

52 コンゴウマライカの13   (父 ケイムホーム)      右肩跛行のため

53 カシノリボンの13           (父 タニノギムレット)    右肩跛行のため

55 シルクサルートの13       (父 ベーカバド)        右前蹄骨々折のため

67 グディニアの13            (父 プリサイスエンド)      左第3中手骨々折のため 

68 エビスハルカの13         (父 シニスターミニスター)  左前球節炎のため

77 ローランウィスパーの13  (父 ブラックタイド)           寛跛行のため

 

JRA育成馬サイトのブリーズアップセールページにも掲載されております。

  http://jra.jp/training/bus.html

2015JRAブリーズアップセール関連情報(事務局)

○欠場馬情報について(4月23日現在)

31 スペシャルウーマンの13  (父 バトルプラン)       右前深管骨瘤のため

33 ウインクルディールの13  (父 アルデバラン)       右前深管骨瘤のため

53 カシノリボンの13           (父 タニノギムレット)    右肩跛行のため

55 シルクサルートの13       (父 ベーカバド)        右前蹄骨々折のため

67 グディニアの13            (父 プリサイスエンド)      左第3中手骨々折のため 

68 エビスハルカの13         (父 シニスターミニスター)  左前球節炎のため

77 ローランウィスパーの13  (父 ブラックタイド)           寛跛行のため

 

JRA育成馬サイトのブリーズアップセールページにも掲載されております。

  http://jra.jp/training/bus.html

2015JRAブリーズアップセール関連情報(事務局)

○欠場馬情報について(4月17日現在)

31 スペシャルウーマンの13   (父 バトルプラン)    右前深管骨瘤のため

33 ウインクルディールの13 (父 アルデバラン)      右前深管骨瘤のため

53 カシノリボンの13     (父 タニノギムレット)    右肩跛行のため

55 シルクサルートの13   (父 ベーカバド)       右前蹄骨々折のため

67 グディニアの13       (父 プリサイスエンド)   左第3中手骨々折のため 

77 ローランウィスパーの13  (父 ブラックタイド)        寛跛行のため

 

JRA育成馬サイトのブリーズアップセールページにも掲載されております。

  http://jra.jp/training/bus.html

育成馬ブログ 日高⑧


 

○  育成馬展示会を開催しました(日高)

 

4月になり、日高地方にも春が訪れています。フキノトウが芽吹き、フクジュソウが可憐な花を咲かせました。最高気温が10度を超える日も増えて繁殖厩舎では産まれたばかりの当歳馬が元気に走りまわっています。北海道には最高のシーズンが訪れています。

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育成馬展示会を開催しました

日高育成牧場では4月13日(月)に育成馬展示会を開催しました。育成馬展示会は、JRAブリーズアップセール上場予定馬を馬主・調教師の皆様にご覧いただく機会であると同時に、生産者の皆様にJRA育成馬となった生産馬の成長ぶりを確認していただく機会でもあります。天候にも恵まれ、213名の馬主・調教師・生産者をはじめ軽種馬に携わる多くのお客様に来場していただきました。

当日は朝10時から55頭の比較展示を行い、その後1600m馬場にて44頭の騎乗供覧をご覧いただきました。比較展示ならびに騎乗供覧には軽種馬育成調教センター(BTC)の育成調教技術者養成コース32期生18名も参加しました。彼らはこれまで、育成馬を用いた初期馴致や実践騎乗研修を行い、育成馬とともに成長してきた今後を担う若者たちです。研修生たちは、比較展示や騎乗供覧を通して立派なホースマンに成長した姿を披露してくれました。

 

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比較展示の様子。55頭の育成馬を5班にわけて展示しました。各馬の担当者は普段から人馬の信頼関係を構築してよりよい展示ができるよう努力し、1人でも多くのお客様に足を止めていただけるよう頑張りました。

 

比較展示の後は1600m馬場にて44頭の騎乗供覧を行いました。併走を中心とした21組の騎乗供覧には前述のBTC研修生も騎乗しています。直近に迫ったJRAブリーズアップセールに向けて、それぞれの馬にとって無理のないスピードで現在の仕上がり具合を披露しました。

 

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内を走るのがBUセール上場番号60番 モンタナの13(牡、父:タイキシャトル)、外を走るのが上場番号62番 ヴァルネリーナの13(牡、父:サムライハート)。行く気満々の2頭の走行タイムはラスト2ハロンが13.7-11.4(秒/ハロン)でした。

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3頭併走での騎乗供覧。最内を走るのがBUセール上場番号26番 ペレブラッサムの13(牝、父:ドリームジャーニー)、中央を走るのが上場番号11番 ソフィアルージュの13(牝、父:エンパイアメーカー)、大外を走るのが上場番号29番 ウインゼフィールの13(牝、父:ハービンジャー)。綺麗に鼻面を揃えてゴール板を駆け抜けました。走行タイムはラスト2ハロンが12.7-11.9(秒/ハロン)でした。

 

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単走で迫力の走りをみせたのがBUセール上場番号25番 マルカジュリエットの13(牝、父:スウェプトオーヴァーボード)。ラスト2ハロンの走行タイムは11.7-11.2(秒/ハロン)でした。

 

 

今年のブリーズアップセールは4月28日(火)に中山競馬場で開催されます。多くのご来場者の皆様に楽しんでいただけるよう、残り少ない時間を使い育成馬の調整に全力で取り組んでまいります。

育成馬ブログ 生産編⑨「その2」

乳母付け

 

一般的に乳母付けは、性格が穏やかな品種の母馬を用いて、自身が産んだ子馬と錯覚させて行います。

一方、人工的に泌乳誘発した乳母は、自身でその年に出産していないため、錯覚を用いることは困難です。また、気性があまり穏やかではないサラブレッドを乳母として用いることも、大きな懸念材料となります。

 

出産翌日の午後、乳母付け開始です。

 

最初の顔合わせの時に、乳母ワンモアが若干威嚇するような仕草を見せたため、周囲の空気が一瞬凍りつきました。

しかし、哺乳を許容した後は、徐々に子馬を受け入れて、乳母付け後1時間もしないうちに、馬房内で保定せずに哺乳を許容し、さらには、子馬に近づこうとする人間を威嚇する仕草まで見せるようになりました。

 

あまりにあっけなく子馬を受け入れたため、身構えていたスタッフ一同は、拍子抜けするとともに、たとえサラブレッドであっても、気性によっては乳母の適正を有する馬がいることを認識し一安心ました。

 

もちろん、子馬との相性はあるのかもしれませんが、事前にこのような性格を見抜くことができれば、今後も必要な場合に適切な乳母付けができるようになるのかもしれません。

 

人工泌乳乳母の詳細については、こちらをご覧ください

 

(JRA育成牧場管理指針 生産編)

http://www.jra.go.jp/ebook/ikusei/seisan/index.html#page=44

 

(JRA育成馬日誌)

https://blog.jra.jp/ikusei/2010/03/2-b47b.html

 

https://blog.jra.jp/ikusei/2013/07/3-31c2.html

 

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乳母付け

 

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乳母として子育て中のワンモア

 

【ご意見・ご要望をお待ちしております】

JRA育成馬ブログをご愛読いただき誠にありがとうございます。当ブログに対するご意見・ご要望は下記メールあてにお寄せ下さい。皆様からいただきましたご意見は、JRA育成業務の貴重な資料として活用させていただきます。

アドレス jra-ikusei@jra.go.jp

育成馬ブログ 生産編⑨「その1」

ホルモン剤で泌乳誘発した乳母の活用

 

サラブレッドの生産現場で乳母が必要なケースとしては、母馬の死亡や子馬への虐待が上げられます。海外では、泌乳量不足や母馬の他国への種付けなどに乳母が利用されることもあります。

 

日高育成牧場では、これまで、子馬を虐待する母馬や、泌乳量不足の母馬などの代用母として、人工的にホルモン剤を投与により泌乳誘発した乳母を活用してきましたが、

本年については、蹄疾患を有した母馬の代用として、この方法を用いました。

 

蹄疾患を有していたとしても、出産することは可能です。

しかし、健康な母馬と比較して、放牧地での運動量が不足するため、子馬が競走馬として成長するためには大きな弊害となります。

 

当場の繁殖牝馬ダンスウィズジェニ(以下ダンス)は、妊娠末期になっても蹄の状態が思わしくなく、このまま子馬を産んでも、放牧地で十分な運動ができないだろうと判断し、乳母付けの実施に踏み切りました。

 

乳母は18歳の空胎馬ワンモアベイビー(以下ワンモア)、これまで11頭の子馬を産み育てているベテラン母さんです。

ワンモアは、乳母として使われたことはありませんでしたが、これまでも放牧地で他の子馬に哺乳を許すなど、その適正が十分あると判断しました。

 

ダンスの予定日は3月20日。

3月初旬からワンモアに対してホルモン処置による泌乳誘発を行い、予定日前には1日あたり3リットル以上を搾乳できるようになりました。

 

予定日を10日過ぎた3月30日、無事出産、

ダンスから初乳を採取したところ、十分量の免疫グロブリンが含まれていましたが、運動不足からくるものか、乳房が硬く、子馬が十分哺乳することができません。このため、保存初乳を経鼻投与し、移行免疫不全症の予防に努めました。

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 無事出産したダンス

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保存初乳の経鼻投与

 

つづく

2015 JRAブリーズアップセール上場馬の「個体情報冊子【早期版】」の開示および欠場馬情報について

○「個体情報冊子【早期版】」の開示について

 

4月28日(火)に中山競馬場で開催します、2015 JRAブリーズアップセール上場予定馬の「個体情報冊子【早期版】」を、JRAホームページにて公開いたしました。

これは3月末までの主な病歴、3月中旬現在での測尺値、レポジトリー検査における評価を早期に開示するものです。

  

JRAホームページ→http://jra.jp/training/individual.html

 

 

さらに、喉頭片麻痺(LH)のグレードⅢについては、内視鏡検査動画も下記リンク先でご覧いただけます。

 

 

上場番号74番 ドリームニキハートの13

 

動画① 3/24検査時(グレードⅢ) 

https://www.youtube.com/watch?v=VRQxK5JgH2E 

動画② 1/13トレッドミル内視鏡検査時 

https://www.youtube.com/watch?v=QSGI4XZF3t4

 

 

以上、ご活用ください。

 

※「個体情報冊子【早期版】」は3月末までにとりまとめた情報であり、今後の追加病歴、これまでの詳細な病歴および最終的な個体情報については、セリ前日より配布いたします「個体情報冊子」、「台付価格表」などで必ずご確認ください。

 

○欠場馬情報について(4月6日現在)

 

55 シルクサルートの13(父 ベーカバド)     右前蹄骨々折のため

67 グディニアの13(父 プリサイスエンド)    左第3中手骨々折のため

77 ローランウィスパーの13(父 ブラックタイド) 寛跛行のため

 

JRA育成馬サイトのブリーズアップセールページにも掲載されております。

   http://jra.jp/training/bus.html

 

育成馬ブログ 宮崎⑧

調教後の乳酸値の測定(宮崎)

 宮崎では3月22日に桜の開花が発表され、それ以降は宮崎らしい快晴の日々が続き、少し体を動かすと汗をかいてしまうほどの暖かい日が多くなってきており、まさに春爛漫といったところです。

 そろそろ桜の見ごろも過ぎ去る頃ではありますが、ブリーズアップセール上場のために、まもなく宮崎を離れる育成馬とともに宮崎のベストシーズンともいわれている「短い春」を過ごしています。

                       

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写真① 桜の木をバックに500m馬場でのウォーミングアップを実施する育成馬。

 

 

育成馬を知ろう会

 ここからは、3月30日~31日の2日間に渡って開催いたしました「育成馬を知ろう会」についてご紹介いたします。この企画は比較的馬主歴の浅いJRAの馬主の皆様に対して、「馬の見方」、「セリにおけるレポジトリーの見方」などの講義、あるいは「調教師と交流」を趣旨に、JRA馬事部生産育成対策室および当場が主催する形で実施いたしました。

 初日は「馬の見方」の講義の後に、実際に乗馬を教材にして馬のコンフォメーションに関する理解を深めていただきました。続いて、その知識を基にブリーズアップセール上場予定馬をご覧いただきました。また、初日の日程終了後には、参加していただきました調教師との意見交換会が開催されました。

 

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写真② 「育成馬を知ろう会」の初日は、実際に乗馬を教材にして「コンフォメーション」の理解を深めていただきました。

 

 

 2日目は、小雨の降る中、ブリーズアップセールに向けての最終段階の育成馬のスピード調教をご覧いただきました。また、調教の合間には、「セリにおけるレポジトリーの見方」の講義の後に、実際に乗馬の内視鏡検査をご覧いただき、競走馬の「喉(ノド)」の疾病に関する理解を深めていただきました。

 ご多忙中にもかかわらず、今回参加していただきました皆様方には、この場をお借りしてお礼申し上げます。


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写真③ 2日目はBUセール上場予定馬の調教を間近でご覧いただきました。

 

 

調教後の乳酸値の測定

 ここからは、宮崎育成牧場で実施している「調教後の乳酸値の測定」について触れてみたいと思います。

 「乳酸」からは「疲労」という言葉が連想される方が多いのではないでしょうか?運動強度を上げていくと、LT(乳酸性作業閾値)と呼ばれる地点を超える負荷から急速に血中乳酸濃度が高くなります。これは速筋線維が糖を分解することによって乳酸を生成するためであり、またアドレナリンのような糖利用を高めるホルモンが放出されるためであるといわれています。

 トレーニングが進むと同じ運動強度でも、乳酸濃度が上がらなくなります。この理由は、有酸素運動能が上がり、同じ運動強度でも糖を利用する無酸素性エネルギーを利用しないで走行できるようになるためです。さらに、乳酸値の測定は、コンディション判定のツールとしても利用されています。同じ負荷をかけているにもかかわらず、乳酸値が高い場合には、コンディションが良くない状態であることが推測されます。

 育成馬のスピード調教後の乳酸値を測定していると、乳酸値と馬の走行や息遣い等の状態とが一致しない場合が少なからずあります。つまり、単純に「乳酸値が高い」=「過負荷」と結びつけることができないように感じられます。

 スポーツ選手においては、乳酸を多く出せるということは、それだけ筋肉が糖を利用して、エネルギーを作り出す能力が高い、つまり絶対的なスピードに優れているとも考えられています。この考え方は育成馬にも当てはまるような気がします。そしてトレーニングとは、蓄積した乳酸を再びエネルギーとして利用できる「乳酸処理能」を高める、あるいは乳酸が溜まった状態でもさらに運動を継続できる「耐乳酸能」を高めることであるように思われます。前者は長距離馬に、後者は短距離馬に必要な要素ではないかと想像しています。

 そのためにも、育成期の馬においては、まず乳酸を産生できる状態を作ることがトレーニングの第一歩なのではないかと考えています。昔から「ハロン15‐15」と呼ばれる調教がひとつの目安とされてきたのは、「ハロン15‐15」の負荷が乳酸を産生できるステージであることを先人の方々は経験的に理解していたからであると想像されます。

宮崎育成牧場「育成馬展示会」のお知らせ

 宮崎育成牧場では、ブリーズアップセールに先立ちまして、本年も4月6日(月)に「育成馬展示会」を開催いたします。なお、本年も朝10時開始となりますこと併せてお知らせいたします。以下に簡単な当日のスケジュールをお示しいたします。

10:10 ~ 比較展示

11:10 ~ 騎乗供覧

 皆様方のご来場を心よりお待ちしております。

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写真④ 昨年の展示会の調教供覧の様子。左:デイドリーム号(2014年2回小倉 芝1200m 2歳新馬優勝 父:アドマイヤムーン 母:シルクヴィーナス)、右:ノーブルルージュ号(2014年3回阪神 芝1400m 2歳新馬優勝 父:ショウナンカンプ 母:スプラッシュビート)