サラブレッドのせり会場
企画調整室の小野です。
2022年も残すところあとわずかですね。
最近、ゲームからサラブレッドや競馬に興味を持てもらえる方が増えており、うれしく思っております。
先日、日本の9割近くのサラブレッドを生産している北海道の日高地方に行く機会がありました。泊まったホテルにもいろんなぬいぐるみがかざってありました。
お仕事の合間にサラブレッドのせり会場を案内してもらいました。
そこで今回は子馬から競走馬にはどのようなステップを踏んで馬主さんの所有になるのか簡単に書かせてもらいます。
JRAの競走に出走する2歳の春まで何もしないで競走馬になれるわけではありません。お母さんの元を離れる離乳、人に従うようになるコンサイニング、人が騎乗できるようになる馴致、競走に近づくトレーニングを行う育成、ゲート練習などを経て、出走を迎えます。
そんな中、生産された牧場などから馬主さんに売買される1つの手段がせりです。当歳、1歳、2歳それぞれで売買されますが、その多くは1歳です。その市場取引の大半を行っているのが、今回見学させていただいた新ひだか町静内にあります日高軽種馬農業協同組合の北海道市場です。この組合は、春の2歳トレーニングセールは札幌競馬場で行われますが、それ以外の夏から秋に行われるせりはこの会場で行われています。
かなり広々としていてどの席からでもセンターにある馬の展示スペースと鑑定台が見えます。
鑑定人のスペースには落札時のハンマーも置かれており、鑑定人は広い視野が求められていることがよくわかりました。
最近のせりでも新型コロナウイルス感染症対策で一般の入場はできないようでしたが、ネット配信もされていますので機会があればぜひ一度ご覧ください。
おそらく今年最後の更新となります。
皆様よいお年をお迎えください。