第7回ロドコッカス・エクイ国際ワークショップを新ひだか町で開催
こんにちは、微生物研究室の木下です。
2026年7月13日から15日の3日間、北海道新ひだか町の静内エクリプスホテルにおいて開催された、「第7回ロドコッカス・エクイ国際ワークショップ」について紹介したいと思います。
本ワークショップは、北里大学名誉教授の髙井伸二先生が大会長を務め、本会支援のもと開催された国際学術集会です。世界各国においてロドコッカス・エクイが起こす疾患の解明に取り組む研究者が一堂に会し、最新の研究成果や今後の課題について活発な議論が行われました。

(写真1) 「ワークショップの様子」
ロドコッカス・エクイは、子馬に重篤な肺炎を引き起こす細菌で、世界中の馬生産地において問題となっている病原菌です。本ワークショップでは、疫学、分子メカニズム、診断法、免疫応答などに加え、薬剤耐性の本菌の出現やその国際的な監視体制、抗菌薬に代わる新たな予防・治療法に関する研究が報告されました。
ロドコッカス・エクイという一つの病原菌をテーマに、これほどさまざまな分野の研究者が集まり、多角的な議論が行われることは、本ワークショップならではの魅力です。
また、国内の軽種馬生産の中心地である日高地区にて開催したこともあり、本ワークショップの後には、実際にロドコッカス・エクイ感染症を診断・治療される臨床獣医師向けに専門家2名による特別講演も企画されました。
(写真2) 「特別講演の様子」
100名を超える臨床獣医師の先生方にご参加いただき、生産現場における本疾病への関心の高さがうかがえました。
今後も国内外の研究者や臨床獣医師との連携を深めながら、本疾病の克服に向けた研究を進めていきたいと思います。
