函館競馬場から、新年明けましておめでとうございます。

こんにちは、函館競馬場のHですpig

新年明けましておめでとうございますfuji

何度もこのブログをご覧になっている方も、初めて見ていただいた方も、本年も馬温泉ブログをよろしくお願いいたします。

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さて、さて、今シーズンの北海道はとにかく寒いですbearing

雪の降り始めは遅くて暖かい冬になるのかなぁと思っていたのですが、初雪が降った頃から一気に寒くなって、最近は最高気温が氷点下になる日が続いています。

また、雪snowも多くて、函館地方の降雪は例年の3倍だそうです。

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いつもの馬場の景色も、一面雪化粧!

夏はお客様と競走馬でにぎわうパドックも、この通り真っ白sign03

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これから冬本番って感じなのに、早く春が来ないかなぁと考える毎日です。

 

話は変わって、前回私の代打・秘密兵器の“A”がご紹介差し上げましたが、昨年末、北海道日本ハムファイターズの『稲葉選手』が函館競馬場に来てくださいましたhappy01

私は直接見ることはできなかったのですが、雪snowが降って足元が悪い中、トークイベントには大変多くのお客様が集まってくださったそうです。

いやぁ~、すごい人気ですねsign01

JRAもこの人気にあやかって、夏の函館競馬も多くのお客様に来ていただきたいものです。

 

さて、さて、本日からJRAの2013年が始まり、中山競馬場と京都競馬場で金杯が行われます。

幸いにも全国的にお天気が良さそうなので、これから競馬場・ウインズにお越しになって“運試し”馬券を購入されたらいかがでしょうか。

JRA職員一同、皆様のご来場をお待ちしておりますhappy02

 

取り止めもない内容になりましたが、これからも函館競馬場からさまざまな情報を発信していきますので、お楽しみにpig

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温泉療養馬の近況、そして稲葉選手!

こんにちは。

今回、初登場のAです。

以前、写真の片隅に写っていたことがありますが、ブログを書くのは初めてです。

上司のHにかわりまして、本日はわたくしAが更新をさせていただきます。

さて、今年も残りわずかとなりました。

さすがに12月も終わりに近づいてくると、寒い日が続きます。

それでも、療養馬たちは今日も元気です。

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温泉にも、気持ち良さそうに浸かっています。

彼女は頭までお湯をかぶって満足気です。

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来年になり、リハビリが終了すると、レースに復帰するため、彼らには厳しい調教が課されます。

私たちの願いは、彼らが無事にレースに復帰して良い成績を残してくれること、

そして何より、調教やレースで再び大きなケガをしないことです。

そのために、函館での温泉療養でケガをしっかり治してもらい、心身ともにリフレッシュして、

今後の調教やレースを無事に乗り切ってもらえるよう、私たちも日々努力しています。

 

彼らにも、ここにいる間はゆっくりしてもらいたいものです。

ところで、急に話は変わりますが、私が大興奮した今日の競馬場イベントについて、

少しお話したいと思います。

本日、なんと北海道日本ハムファイターズの稲葉篤紀選手が函館競馬場に来場してくださいました!!

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今シーズン2000本安打を記録し、リーグ優勝の立役者である稲葉選手は、

近くで見ると貫禄があって、本当に格好良かったですよ!!

屋外で開催されたトークショーと握手会に参加していただきましたが、

この寒い中、こんなにいるの?と思うほどの、非常に多くのお客様にもいらしていただきました。

稲葉選手のお話も楽しくて、お客様も大盛り上がりのイベントになりました。

稲葉選手、そしてイベントに参加してくださったお客様、本当にありがとうございました。

さて、少々脱線してしまいましたが、

函館からの「馬の温泉だより」の更新は、これで今年最後となります。

多くの皆様にご覧いただきまして、本当にありがとうございました。

もちろん、来年以降も更新を続けてまいりますので、次回を楽しみに待っててくださいね。

次回からは、Hがもどってきますよ!

では皆様、良いお年を!!

遅い初雪がようやく降ったと思ったら・・・

こんにちは、函館競馬場からHですpig

前回ずいぶん寒くなってきたことをお伝えしましたが、とうとう先週末函館でも初雪が降りましたsnow

今年の北海道の初雪は遅れていて、札幌では観測史上2番目の遅さ、旭川では125年の観測史上最も遅い初雪だそうです。

函館でも25年ぶりの遅さだそうですが、初雪が降ったと思ったら急に寒くなり、昨日の夜半過ぎから降り始めた雪で一面真っ白になっていました。

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秋から急激に冬に変わってしまいました。

さすがに日中はプラス気温なので根雪になることはなかったのですが、早朝の道路はツルツル。

これがまだ冬の入り口かと思うと、すでに春cherryblossomが来るのが待ち遠しくなってしまいます。

    

私たち人間が寒さでげんなりしている一方で、療養馬の方は元気いっぱいですsign01

最初は今シーズン初めて見た雪に戸惑いぎみでしたが、すぐに慣れてグイグイ厩務員さんを引っ張るように歩いていました。

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また、外が寒くても温泉の中はあったかくて気持ち良さそう。

みんな幸せそうですhappy01

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こんな精神的にも肉体的にもリラックスできる環境でできる限りのリハビリをして、早くレースの現場に復帰させてあげたいと思う今日この頃です。

   

今回は、北海道の初雪をご報告させていただきましたsnow

各所これから寒くなって雪の降りやすい季節になると思いますが、皆さま健康にはお気を付け下さい。

それでは、函館からHがお送りしましたpig

今年のノーベル生理学賞で有名になった万能細胞移植が競走馬でも!?

こんにちは、函館競馬場から少しご無沙汰のHですpig

しばらく更新せずに、申し訳ありません。

           

さてさて、今年の夏~秋はかなり暑かったのですが、さすがは北海道!

最近は最高気温が一桁の日が増えてきて、風が吹くとずいぶん寒くなってきました。

初雪の便りやスタッドレスタイヤ・暖房機のCMを見ていると、本格的に冬が近づいているんだなぁと感じています。

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芝馬場は青々していますが、函館山はずいぶんうら寂しい色になってきました。

比較的暖かい函館でも、昨シーズンは雪・雪・雪snowにずいぶん悩まされたので、今シーズンは雪の少ない函館になることを切実に祈っている今日この頃です。

             

ところで、前回第1号の温泉療養馬が入厩したことをお知らせしましたが、この2ヶ月間でさらに新たな仲間が3頭加わり、現在の温泉療養馬は4頭になりましたhappy01

最初に函館にやってきた牝馬は他に馬がいないので寂しそうにしていましたが、続けて牡馬が3頭やってきてハーレム状態になってきたので、ちょっとご満悦sign02といったところでしょうか。

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一番手前左側が最初に来た牝馬で、男たちを従えて女王様気分!?

4頭のうち3頭(すべて2歳馬)は腕節(人で言う手首の部分)を剥離骨折した馬ですが、残りの1頭は屈腱炎を発症した馬で、函館で初めて“幹細胞移植”を実施しました。

このブログでも、しばしば常磐支所のK支所長がこの幹細胞移植について書いていますが、函館では初めてのことなので、あらためて紹介させていただきます。

                     

まず、屈腱炎について、通常競走馬で屈腱炎を発症するのは前肢の浅屈腱で、腕節と球節の間の後ろ側にあります。

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腕節と球節との間の屈腱部というところに浅屈腱があります。

レースや追い切りでこの浅屈腱が強く引っ張られると、中で炎症が起こり腱細胞が壊れてしまいます。

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浅屈腱をエコーで輪切りにした断面図です。外側の白く線状に見えるのが皮膚、オレンジ線で囲んだ部分が浅屈腱で、黒塗りの部分が屈腱炎になった部分です。通常、この浅屈腱は1cm2ほどの厚さなのですが、炎症が起こると全体的に太くなり一部分の腱細胞が壊れて、エコー検査で黒く見えるようになります。

本年の日本ダービー馬・ディープブリランテ号が浅屈腱炎で引退したことをご存知の方は多いと思いますが、屈腱炎はしばしば“不治の病”と言われ、元通りに治療するのが難しい疾病なんですよ。

それを何とか元に近い状態に戻そうとする治療法が“幹細胞移植”です。

次に、『幹細胞とは?』について、屈腱炎の治療で利用されている幹細胞は“間葉系幹細胞”と呼ばれるもので、骨や軟骨・脂肪・腱などが傷ついたり古くなった時に組織を新しくするのに必要なものです。

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顕微鏡で見た馬の間葉系幹細胞で、細長くいっぱい見えるのが幹細胞です。

最近巷をにぎわしている“iPS細胞”との違いは、iPS細胞が分化する能力を持たない普通の細胞に特定の遺伝子を入れていろんな組織に分化できるように作成した細胞で、心臓などさまざまな組織に分化させてから移植する方法が考えられていますが、競走馬で利用している間葉系幹細胞は最初から各組織に分化する能力を持った細胞で、肋骨のつなぎ目にある“胸骨”から取り出し分離・培養したあと、そのまま屈腱炎の部分に注射器で注入して細胞移植します。

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幹細胞を採取している様子。ちょっと痛そうに見えますが、鎮静と局所麻酔をしているので、そんなに嫌がりません。

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胸骨から採取した幹細胞を2週間培養したもの。下に沈んでいる白いものが幹細胞です。

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局所麻酔をした患部に、エコーで確認しながら注射器で幹細胞を注入していきます。

ちなみに、1枚目と3枚目の写真は、以前常磐支所で書かれたブログの写真を拝借しました。

屈腱炎の治療は結構時間がかかるもので、1年以上の休養が必要になるケースも少なくなりません。

また、一度良くなってもレースや追い切りで再発して、引退を余儀なくされる場合もあります。

今回実施した“幹細胞移植”は、治療期間が短くなるわけではありませんが、再発しないように屈腱炎になる前の状態に戻そうとする治療法です。

この幹細胞を用いた屈腱炎の治療法はまだJRAでも調査・研究の段階で、屈腱炎が確実に治るとまでは言えませんが、今回実施した馬には無事レースに復帰できるようになってもらいたいものです。

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幹細胞後1ヶ月の状態。まだ熱感はありますが、腫れはずいぶん小さくなってきました。

そのためにも、私たちも良いリハビリができるように頑張らなければhappy02

またどこかで途中経過を紹介させていただきますので、お楽しみに。

                  

ところで、本日函館競馬場の馬温泉所をNHKさんが取材に来られましたsign03

函館・湯の川温泉に関する旅番組だそうですが、その中で馬温泉もご紹介いただけるとのことです。

放送日程は、以下の通りです。

  ※ 1124日(土) 7:30-8:00の中の10分弱 (北海道のみ)

  ※ 124日(火) 16:50-18:00の中の10分弱 (全国放送)

お時間に都合が付くようであれば、是非ご覧になって下さい。

私・Hpigも映っているようなので、お暇な方は探してみては・・・

                

次にご報告するのは、初雪snowのたよりかなぁ。

それでは、初雪間近の函館からHでしたpig

冬季シーズンの第1号温泉療養馬が入厩しました!!

こんにちは、函館競馬場からHですpig

全国的に暑い日々が続いていますが、函館も例外ではなく、北国らしくない猛暑sunが続いています。

特に、9月に入ってからは毎日日中は30度越え、朝晩も蒸し暑い日が続いているので、一日中冷房(エアコン・扇風機)が手放せない感じで、私ちょっと夏バテ気味downdown

maple北海道の秋mapleはいつやってくるんですかねぇ。

 

さて、まだまだ冬季と呼ぶには程遠い感じがしますが、先日今シーズン最初の温泉療養馬が入厩しました。

この子です↓↓

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函館到着直後の様子、まだ落ち着かない感じです。

この馬は2才牝馬で、トレセンで調教中に腕節の一部を骨折して、トレセン診療所で内視鏡手術を行って3日前に函館にやってきました。

手術箇所は腫れも少なく傷の治りもきれいで、『本当に骨折したの?』って思うくらい良い状態なのですが、やっぱり2才牝馬なので取り扱いは少々難しそうな感じwobbly

私が若い女の子の気持ちを理解していないことが原因かもしれませんが・・・weep

函館に到着してからの2日間は、環境が変わったためか、汗いっぱいかきながら馬房内を動き回って体温が高くなっていたので、体調を崩したんじゃないかと心配したのですが、昨日あたりから落ち着いてきて体温も安定し、少し場所に慣れた感じがします。

ただ、私が近寄ると耳を伏せるので、まだあまり気に入られていないみたいですが・・・ 残念saddown

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この子の気持ちを理解するには少々時間がかかりそうです。

これから3ヶ月ほど函館競馬場に滞在する予定なので、少しずつでも場所や人に慣れて傷を癒してくれればと思います。

来週から温泉療養を開始する予定なので、また何かあればご報告しますねnotes

 

それでは、今シーズンも函館競馬場が温泉療養馬でにぎわうことを期待してhappy01

まだまだ夏の出口が見えない函館から、Hでしたpig

本日、函館競馬場からすべての競走馬が退厩いたしました!

こんにちは、函館競馬場からHですpig

本日、函館競馬場からすべての競走馬が退厩いたしましたhorse

昨日までは今週の札幌重賞(キーンランドC・エルムS)出走予定馬や今年の皐月賞馬・ゴールドシップを含め多くの馬が函館競馬場で調教していたのですが、本日は朝方の大雨rainthunderの影響もあり、馬場入りはたったの1頭。

先週半ばまでは500頭ほどの競走馬が滞在していたので、急に寂しくなった感がある反面、大きな事故もなく無事終了できた感もあるので、競馬場の獣医としてはホッとしていますcoldsweats01

改めて、函館競馬および競走馬の調教に携わってくださったすべての皆様に感謝いたします。

どうもありがとうございましたhappy01

 

現在開催されている第2回札幌競馬終了後、札幌競馬場が改築工事に入るため、来年の北海道sun夏競馬は函館競馬のみで行われる予定になっています。

そのため、来年の函館開催は今年よりも長くなり、函館競馬場で皆さんにお会いできる機会が増えると思います。

今年函館競馬場に遊びに来ていただけた方も来られなかった方も、来年は職員一同、首を長が~~くしてお待ちしていますので、今後とも函館競馬場をよろしくお願いいたしますhappy01

皆様にお会いできる日を楽しみにしていますnote

それでは、本日は文字ばかりのHでしたpig

 

追伸:なんか今年の仕事が終了してしまったような書きっぷりになりましたが、これから少々の準備期間をいただいた後、秋~冬~春期の温泉療養馬を受け入れることとなりますspahorsehorsespa

まだまだ本温泉ブログもパワーアップしながらさまざまな情報を発信していきますので、乞うご期待くださいgood

 

 

温泉入浴馬が札幌競馬で大活躍!!

こんにちは、函館競馬場からHですpig

全国的に酷暑sunが続いていますが、最近は函館でも蒸し暑い日が続いていますwobbly

とは言っても、最高気温が30度前後なので、他の地域から比べれば全然涼しいですが・・・

  

ところで、函館競馬は終わりましたが、札幌競馬場ではまだまだあつ~~い競馬が続いています。

特に、温泉入浴馬が熱いsign01

馬温泉を利用してくれている馬たちは、函館競馬ではいい勝負はしたもののなかなか勝ちきれなかったのですが、札幌ではまだ2週間しか経っていないのですでに5勝sign03

勝率もすごくて、な・な・な~んと10戦5勝の5割scissors

私Hもビックリするくらいの大活躍ですhappy01

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馬温泉所前の勝ち馬掲示も、あっという間にいっぱいになりましたgood

テイエムオオタカ号のように1番人気で頑張ってくれた馬のいるのですが、逆に9番人気や11番人気で穴をあけた馬も・・・

この暑い時期に、函館から札幌までの輸送前に温泉で疲れを癒しているのが効果的なんですかねぇ。

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函館馬温泉で日頃の疲れを癒して、ガンバレ ガンバレsign03

これからも温泉入浴馬の活躍からは目が離せないので、新聞紙上等で競走馬の温泉情報を見かけた時は、Check it out (要チェック)!!

  

5月中旬から入厩を開始した函館競馬場ですが、競走馬の滞在期間はあと3週間になりました。

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中日には、まだ500頭ほどの競走馬が函館競馬場に滞在していて、レースに向けた調教を行っていますhorse

北海道夏競馬も、残り1ヶ月あまり・・・

皆さん、暑さに負けて夏バテしないよう、気を抜かずに頑張りましょうsign03

私Hpigもラストスパート頑張りますhappy02

暑くてもまったく食が衰えず、夏太り気味のHでしたpig

  

温泉入浴優勝馬ご紹介

【第2回函館競馬】

     オーラレガーレ・野中厩舎(第2日・2R

     ニコールバローズ・角田厩舎(第3日・10R

【第1回札幌競馬】

     ケンブリッジアリス・牧田厩舎(第1日・3R)

     フィルハーマジック・野中厩舎(第2日・9R)

     テイエムオオタカ・石栗厩舎(第2日・11R)

     キクノエクレール・野中厩舎(第3日・4R)

     ゴールウェイ・栗田徹厩舎(第4日・3R)

函館競馬終了! メジロライアン来場!! そして、“おぎやはぎ”も!?

 こんにちは、函館競馬場からHですpig

世間ではこれから夏休みが始まるようですが、今年の函館夏競馬は先週で終わってしまいましたimpact

開催期間中の競走馬診療所は結構忙しいのですが、終わってしまうとさびしいものですねweep

やっぱり、6週間はちょっぴり短く感じてしまいます。

ただ、函館記念が行われた最終日には3連休の中日であったこともあり、数多くのお客様に来場いただき、一昨年のグランドオープン以降の入場者レコードでしたhappy01

私H含め職員一同、ヒデキ(?)感謝・感激 sign02

6週間という短い期間でしたが、ご来場いただいた皆様、馬券を購入して応援していただいた皆様、どうもありがとうございました。

  

さて、話は変わって、先週お知らせしたとおり、7月14日の土曜日に函館競馬場でメジロライアン号の展示イベントが行われました。

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ライアンのイベントは2007年から毎年行われており、競馬場改装時を除き今年で5回目sign01

5年前には軽快な走りを見せてくれたライアンも、今年で25歳になったそうです。

さすがに以前のようなハリはありませんが、まだまだ見た目は若いですねぇgood

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今年の4月に盟友のメジロパーマーが急死したので、ショックで落ち込んでいるんじゃないかと心配していたんですが、函館で元気な姿を見せてくれましたhappy02

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内容は昨年と同様、鈴木淑子さんと奥平真治元調教師のご案内でパドックを周回し、横山典弘ジョッキーを背に本馬場入場してファンの皆さんに堂々たる姿を披露horse

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これまでのように馬場を疾走することはできませんでしたが、多くのファンの前でその雄姿を見せてくれましたhappy01

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ライアンの本馬場入場は5レース終了後と最終レース終了後の2回行われ、2回目は恒例の抽選で選ばれたファンの方々との口取り写真撮影会が行われました。

お天気の方も、お昼には曇りがちの天気でしたが、午後から日差しが射してきて夕方には快晴になり、絶好の口取り日和にsun

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撮影会に参加された方々は、お待ちいただいている間は少々興奮気味、ライアンの横に並んだ時は皆さん満面の笑顔になって、少し早い夏の思い出になったんじゃないでしょうかnotenote

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その後、フジテレビ土曜深夜に放送されている『なまうま』の撮影で来場されていた“おぎやはぎ”さんと松尾翠アナウンサーが乱入punch

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ちゃっかり、皆さんで記念写真を撮られていましたcamera

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なまうま出演者・スタッフ一同にも、心の中に温かい何かを感じていただけたと思いますheart04

最後は、息子さんの横山和生ジョッキー・四位ジョッキーも交えて、関係者全員で記念写真を『カシャッ』sign01sign01

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毎年のことですが、とても清清しい1日になったと感じましたsun

今回も、函館競馬場に駆けつけて下さった横山典弘ジョッキー、この日のために事前にライアンの騎乗練習をしてくださったレイクヴィラファームの皆様、イベントを盛り上げてくださった奥平真治元調教師・鈴木淑子さんはじめ関係者一同様、本当にお世話になりました。

皆様への感謝の気持ちでいっぱいですhappy01

そして、“メジロライアン”様、昼と夕方の本馬場入場だけでなく、それ以外の時間もふれあいパドックでファンの皆様の前に雄姿を見せてくれて、本当に一日ご苦労様でした。

牧場に帰ってゆっくり休んでくださいhappy02

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年も年なので来年また函館に来る確約はできないと思いますが、元気なようだったらまた会いましょう。

本当にアリガトね、ライアンさんsign03

  

先週で函館競馬は終わりましたが、今週から夏の北海道競馬・札幌シリーズが始まりますsun

まだまだ興味の尽きない競馬が続くと思うので、皆さんご期待くださいgood

函館にもあと5週間競走馬が滞在するので、これからは彼らが札幌競馬で活躍できるように “馬温泉spa” 頑張りま~~すscissors

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それでは、函館競馬場からHでしたpig

もう一つの函館競馬場にしかないもの、それは・・・

こんにちは、函館競馬場からHですpig

7月も中旬になり、世間ではこれから夏休み気分になってくるころですが、今年の函館競馬は今週でおしまい。

結構忙しかったですけど、電撃の6週間はやっぱり短いですねweep

少々センチな気分にもなってしまいますが、最後の1週もよろしくお願いしますhappy02

   

ところで、以前のブログで函館競馬場が唯一とか一番のものをいくつか紹介しましたが、憶えていらっしゃいますか?

おさらいとして、

     馬温泉があるsign01

     ダッグアウトパドックがあるsign01sign01

     海に近いsign01sign01sign01

     空港に近いsign01sign01sign01sign01

以上の4つをご紹介させていただきましたが、実は他にもあるんです。

それが、

  

     馬用の手術室があるsign03    なんですgood

JRA施設の中で、手術室は両トレセン・競走馬総合研究所(本所)・日高育成牧場にもありますが、競馬場内にあるのは函館だけscissors

おそらく、地方競馬場を入れても函館競馬場だけだと思います。

今回は、その手術室についてご紹介させていただきます。

  

これが函館競馬場の手術室です。

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中央に置かれた手術台+マットの上に馬を寝かせて、手術をします。

人の手術室を大きくしたような感じと言えば想像つきやすいでしょうか。

写真には写っていませんが、この周りに検査機器や肢の固定具などが用意されています。

また、馬の手術室には人の手術では必要のない施設が併設されています。

それがこれ、倒馬室&回復室です。

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写真だとわかりづらいですが、プロレスのリング(約6メートル四方)ぐらいあります。余計わかりづらいかもしれませんが・・・

左側の大きいドアのようなものが、倒馬用のスイングドアです。

この部屋は、手術の際麻酔をかける専用の部屋で、同時に手術後麻酔からさめた馬を起こす時にも使います。

それでは、この手術室での競走馬の手術の模様をご紹介いたします。

今回ご紹介するのは、函館競馬に出走し残念ながら左腕節の骨に剥離骨折が見られた馬の手術で、『内視鏡下骨片摘出手術』を行ったものです。

まず、麻酔薬やその他の薬剤を血管内に投与するためのカテーテルを頸静脈に留置し、

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準備をしている間に、術部の毛をバリカンで刈ります。

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その後、倒馬&回復室に馬を連れて行き、スイングドアの間に馬を入れて、馬に麻酔を静脈投与します。

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スイングドアを閉めその間に馬を入れ、麻酔薬を投与して馬を倒します。

初期の麻酔がかかったら、

吸入麻酔を行うための気管チューブを口から挿入した後、手術室に馬を運びます。

ところで、皆さんはあんなに大きい馬をどうやって運ぶと思いますかsign02

実は、下の写真のようにクレーンで吊り上げて手術台の上にのせるんですhappy02

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一見危なそうにも見えますが、ちゃんと麻酔がかかっていれば馬も人も危険なことはありません。

手術台にのせた後は、気管チューブを吸入麻酔器につないで、

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手術部位を消毒します。

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手術する人と器具はこんな感じ。

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テレビとかで見る人の手術と見比べると手術する人の格好や道具は似ているでしょ。

それもそのはず、馬の手術で使う道具は多くが人用の手術器具を利用しています。

吸入麻酔が安定してきて準備が整えば、手術開始です。

まず、手術部位以外を“オイフ(覆布)”と呼ばれる滅菌された布(紙)で覆います。

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手術する部分のみを露出させて、それ以外の部分をオイフで覆います。

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完成するとこんな感じ。

手術準備ができたら、まずは触診で関節鏡と手術器具を挿入する部分を確認し、器具を入れていきます。

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器具を挿入する部分を確認して、最初にメスで切開した部分から関節鏡を挿入し、

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モニターで画像を見ながら摘出する骨片を確認し、手術器具を挿入します。

関節鏡と手術器具の準備ができたら、モニターで確認しながらいろいろな器具を使って遊離骨片を持ち上げた・りつまんだり・引っかいたりして取り出します。

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時にはノミとカナヅチを使って骨を削ることもあるので、そばで見ているとまるで大工作業のようです。

遊離骨片を摘出して周りの軟骨部分を修復できたら、レントゲンで手術部位に取り残した骨片がないことを確認して、関節鏡と器具を挿入した部分を縫合して、包帯を巻いたら手術終了となります。

終了後は、手術室に運んだ時と同じように、馬をクレーンで吊って回復室に運びます。

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馬が麻酔から醒めるまで4050分、馬を起こす時にも細心の注意が必要になるのですが、私も作業を手伝っていたので、今回は写真でご紹介することができませんでした。スミマセン。

今回の手術で切開した傷の大きさは箇所とも1~2cmで、順調ならばその傷口は1週間ほどでくっつくので、通常手術の8日後に退院となります。

腕節の剥離骨片を摘出した部分は、新しく軟骨が再生されるまでしばらく時間がかかるので、レース復帰までは数ヶ月を要します。

このように、馬が骨折した場合の手術やリハビリは結構大変なもんなんですよ。

ただ、治療に携われた馬が無事に走ってくれると嬉しい気持ちも大きいんですけどね。

  

また機会があれば、馬の治療について紹介させていただきますので、お楽しみにscissors

 

  

話は変わって、明日1年ぶりにメジロライアンの展示イベントがあり、本日函館競馬場に無事到着しましたsign03

昨年よりも少々年を取った感じもありますが、とりあえず元気な姿を見ることができて、よかったよかったhappy01

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明日は何とか天気も味方してくれそうで、皆さんの前でライアンの雄姿をお見せできると思いますので、是非函館競馬場にいらしてください。

皆さんに、お会いできるのを楽しみにscissors

函館競馬場からHでしたpig

今年デビューの誘導馬を紹介します♪♪

こんにちは、函館競馬場からHですpig

つい先日まで北海道は少しひんやりする日が多く上着を手放せなかったのですが、ようやく日差しも力強くなり初夏っていう感じがしてきたこの頃ですsun

 

今年の函館競馬も前半3週間が終了し、折り返し地点を迎えました。

現在、函館競馬場には約650頭の競走馬が滞在しており、馬温泉は調教の疲れを癒すために大盛況ですhappy02

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作業していただいている診療助手さんは、朝から夕方まで馬にシャワーをかけ続けてくれているので、腕が疲れてしょうがないとの事spa

仕事とはいえ、申し訳ない気持ちでいっぱいですsweat01

どうもありがとうございますheart

   

さて、今年の函館競馬は例年よりも2週間短くなったのですが、その分場内イベントの密度が濃くなり、毎週何らかのイベントが開催されています。

先週は、キャラクタ-ショー(ゴーバスターズ)とUHBの女子アナウンサーイベントが開催されましたが、どちらも盛況だったようですgood

(仕事の関係でどちらも見ることができませんでしたが・・・)

特に、ゴーバスターズの人気はすさまじいもので、イベント終了後の馬場内遊具場は黒山の人だかりsign01

“ふわふわドーム”という飛び跳ねて遊ぶ遊具には子供たちが多く集まり、スタンドから見ると砂糖の山に無数のアリが群がっているようでした。

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子供たちのパワーは本当にすごいですね。

この子たちの元気な姿を見習って、私自身も『がんばらなければ』と感じる今日この頃ですnotes

 

話は変わって、誘導馬のお話horse

昨年のタニノマティーニやエリモハリアーのように北海道の重賞戦線をにぎわした誘導馬ではありませんが、今年はこの子がデビューしました

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ディアビクサス号ですsign03

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ん? 何?? 知らないって???

それもそのはず、この子はデビュー1戦しただけで屈腱炎のため未勝利のまま引退してしまった競走馬なんです。

そんな馬いっぱいいるよと言われそうですが、実はこの馬、今をときめく『ディープインパクト』の初年度産駒なんですよnote

それも、初年度に生まれた芦毛3頭のうちの1頭で、誘導馬としてだけではなく、乗馬としても初の芦毛のディープ産駒ですsign01

残念ながら競走馬としては大成しませんでしたが、そこはディープ産駒sign03

普段は比較的おとなしいのですが、乗馬大会の障害競技で自分から障害に向かって行って、ビュンビュン飛んでくれるそうです。

この闘争心を見ても、有能な血は争えないもんですねsign01

そのディアビクサス号のデビュー当日の様子がこちら↓↓

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タニノマティーニなどの先輩たちと並んで整列!!(一番右)

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他の誘導馬たちから遅れないように、

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何とか追いついて、

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きれいに並んで歩けましたhappy01

昨年デビューしたタニノマティーニとエリモハリアーは初日に非常に入れ込んで担当の馬乗りさんたちを大いに困らせましたが、それと比べるとディアビクサスは非常にお行儀が良くてとっても優秀horse

誘導馬として堂々たる?姿を見せてくれましたscissors

先頭に立って誘導するまでにはもう少し時間がかかりますが、将来的には競走馬を先導して誘導する彼の姿が見られるんじゃないかと期待しています。

その日を夢見て、ガンバレsign01 ディアビクサスsign03

 

夏の函館開催も残り3週間となりましたが、私たち函館競馬場職員はこれからも全力で駆け抜けていきますので、第2回函館競馬もよろしくお願いしますhappy01

非常に快適な気候の函館からHがお送りしましたpig

 

追伸:今週は『仮面ライダーフォーゼ』2 が、

来週は『エガちゃん』2_2 が、

再来週は『安田美沙子さん』2_3 と『メジロライアン』2_4 がやってくるぜsign01

お楽しみにsign03