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ブリーズアップセール 欠場馬情報(事務局)

426日(月)に開催いたします2010JRAブリーズアップセールに上場を予定しておりました上場番号60ミズホの08(日高育成牧場)および70ニキトートの08(宮崎育成牧場)の2頭は、疾病を発症しましたので欠場いたします。現在の上場予定馬は2010JRAブリーズアップセールのページをごらんください。

2010 JRA ブリーズアップセール

   http://www.jra.go.jp/training/bus.html

JRAブリーズアップセール欠場馬一覧

 http://www.jra.go.jp/training/2010ketujyo.html

育成馬 活躍情報(事務局)

411日(日)の中山第9レース 桜草特別(3歳500万円以下 芝1,200m)において、モンテフジサン号(育成馬名:パステルウエイブの07 父:グラスワンダー 牡 松山康久厩舎 馬主:毛利 喜昭氏)が優勝しました。

2009ブリーズアップセールで売却したJRA育成馬は現在までに14頭が勝ちあがり17勝をあげています。

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JRA育成馬展示会を実施しました(宮崎)

前回の同ブログ(宮崎)でご紹介しましたとおり、329日(月)13時から、宮崎育成牧場において育成馬展示会を開催しました。今年の宮崎は例年に比較して雨が多く、寒暖の差が激しい日も多いため、天候を心配しながら準備を行いました。その心配とは裏腹に、展示会当日には前日の雨もあがり快晴となり、宮崎らしい絶好の日和の中で、約150名の馬主・調教師・競馬関係者及びファンの皆様のご来場をいただきました。中には北海道のから足を運んでいただいた方もおられました。ご参加いただきました皆様に大変感謝しております。

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馬主・調教師をはじめ、多くのお客様にご来場いただき、盛況な育成馬展示会となりました。

 展示会では比較展示、騎乗供覧を中心に、この宮崎の地で鍛えられた若馬たちの様子を皆様にご覧いただきました。開会の挨拶に続き、全23頭(牡11、牝12)の育成馬をご覧いただく「比較展示」が行われました。この比較展示は複数の馬を同時に展示することにより、周りの馬と見比べながらじっくり見ていただくために実施しています。本年も牡牝別の合計4班にわけ、56頭ずつの各班を10分程度の時間で、各馬の仕上がり具合をご覧いただきました。事前に何度も駐立練習を繰り返したため、おとなしく駐立できた馬が多かったように思います。

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展示会場に入場する育成馬たちと入場を待つ来場者の皆様。

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自身の展示場所へ移動中のディアーブリーズの08(牡、父:グラスワンダー)。周囲の環境変化に驚くこともなく堂々と歩きました。今後が楽しみな当場期待の1頭です。

比較展示に続き、12頭の育成馬による騎乗供覧を実施しました(残る11頭の騎乗調教は午前中に実施)。入念なウォーミングアップの後、牡・牝各6頭を2頭併走で5ハロン(1,000m)の走行をご覧いただきました。この日は最後の2ハロンを14-14秒台で、馬たちが走りたい気持ちをためた状態で、しっかりとした動きをご覧いただくことが目標でしたが、多くの馬がこの目標を達成できたものと考えております この世代の育成馬たちは、例年の調教メニューをやや強化(同時期の強調教時のハロンタイムを約1秒短縮)し、十分な鍛錬をなされてきました。騎乗供覧では、一部タイムが早くなってしまった組もありましたが、幸い翌日行った全馬の馬体チェックでも、疾病につながるような症状をみせた馬はいませんでした。

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左がテンシノユメの08(牡、父:リンカーン)、右がソプラニーノの08(牡、父:ロックオブジブラルタル)。ラスト2ハロンは14.8-13.3秒で走行しました。新種牡馬の産駒2頭、どちらが先に活躍してくれるのでしょうか。

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左がレッドダイヤモンドの08(牡、父:ステイゴールド)、右がモントレゾールの08(牡、父:クロフネ)。ラスト2ハロンは15.0-13.2秒で走行しました。比較展示でも人気の集中した2頭です。

騎乗供覧を終えた育成馬は、それまで張り詰めていた緊張感をオフにするため、放牧地でグラスピッキングを行いました。リラックスした雰囲気の中、多くの関係者が青々とした放牧地まで足を運んでくださいました。気候が温暖で快晴日数が全国トップクラスの宮崎では、放牧地の生牧草は年中いつでも採食することができます。

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騎乗後のグラスピッキング。ピリッとした緊張がとかれる瞬間です。

宮崎での調教は、418日の中山競馬場への出発まで、日曜を除く毎日実施されます。今後も個体ごとの状態を的確に判断し、状態に応じた調教・調整を心がけ、すべての馬たちを肉体的にも精神的にも健康な状態に仕上げ、426日のブリーズアップセールにおいて宮崎で鍛えられた立派な馬たちを皆様にご披露するつもりです。

育成馬 活躍情報(事務局)

先週は、JRAブリーズアップセールで売却した馬が活躍し、地方交流競走を含めますと5頭が優勝いたしました。

3月30日(火)の地方交流競走の第26回園田競馬5日目第8レース(書写山特別 ダート1,400m)において、ペプチドルパン号(育成馬名:アルフレンテの07 父:カリズマティック 牡 境直行厩舎 馬主:沼川 一彦氏)が優勝しました。

中央競馬においては、4月3日(土)の中山競馬第3レース(3歳未勝利戦 ダート1,800m)において、ジャストザシーズン号(育成馬名:カズサヴァンベールの07 父:アルカセット 牡 小笠倫弘厩舎 馬主:ジャスト・タイムクラブ氏)が優勝しました。

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4月4日(日)の中山競馬第2レース(3歳未勝利戦 ダート1,800m)において、リキアイクロフネ号(育成馬名:エイダイヒロインの07 父:クロフネ 牡 阿部新生厩舎 馬主:高山 幸雄氏)が優勝しました。

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この3頭を含め2009ブリーズアップセールで売却したJRA育成馬は現在までに14頭が勝ちあがり全部で16勝をあげています。

そのほかにも、4月3日(土)中山第8レースにおいてブライトアイザック号(菅原泰夫厩舎)、4月4日(日)阪神第12レースにおいてハイローラー号(木原一良厩舎)が優勝しております。ますますの活躍を心待ちにしております。

読者からの質問 ~ライトコントロールの効果について~(事務局)

日頃から、当ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。当ブログはJRAが行っている生産育成活動を通した技術開発および調査研究の成果を普及・広報するために開設しているものであり、少しでも生産者・育成業者の皆様方の業務に役立てば幸いと考えております。

さて、「育成馬に対するライトコントロールの効果」について、読者の方から下記のようなご質問がございましたので、担当者からの回答と併せて掲載させていただきます。

(読者からの質問)

 育成馬へのライトコントロールについて質問があります。育成馬へライトコントロールを実施した場合、牡馬の方が良い効果を上げたとの調査結果が出ているようですが、その具体的なデータがありましたら、教えてください。

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(担当者からの回答)

JRA日高育成牧場では、性ホルモン濃度を早期に上昇させて、冬季における調教効果を高めることを目的として、ライトコントロールを実施しています。具体的には、1歳市場で購買した馬について、1歳の12月から2歳の4月まで、馬房の天井にタイマー式の100W白色電球を設置することで、昼14.5時間、夜9.5時間の環境(浦河の5月の昼間の長さ)で飼育しました。

さて、気になる具体的な効果ですが、これまでの実験では以下の3点が認められています。

 ①毛艶の良化

  牡牝ともに冬毛が早期に抜ける効果が得られました。

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 LC群(ライトコントロール群)の方が、明らかな毛艶の良化が観察されました。

 

 ②筋肉量の増加

  牡は脂肪が減少し、筋肉量の増加が確認されました。

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 右のグラフにおいて、筋肉量(除脂肪体重)の増加が観察されています。

 

 ③性ホルモンの早期上昇

  牡ではテストステロンが、牝ではエストラジオールが早期に上昇しました。

 

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また、ライトコントロール実施馬については、病気や異常行動などの安全性に問題はありませんでした。

以上は、あくまで実験データですので、全ての馬に該当するとは限りませんが、試してみる価値はあると思います。

なお、競走成績への直接的な効果は現在までのところ認められていませんので、ご了承ください。

当ブログでは、このような読者の方からのご意見、ご質問をお待ちしておりますjra-ikusei@jra.go.jp

また、本会で作成致しました「JRA育成牧場管理指針 第3版」をご希望の方は、当ブログに対するご意見・ご質問をお書き添えの上、お申込み下さい。