ブリーズアップセール調教供覧タイム速報

4月26日(月)ブリーズアップセール調教供覧タイムを速報で

お知らせいたします。

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ブリーズアップセール 欠場馬情報(事務局)

426日(月)に開催いたします2010JRAブリーズアップセールに上場を予定しておりました上場番号42番ハナコスマイルの08は、疾病を発症しましたので欠場いたします。現在の上場予定馬は74頭です。詳しくはJRAブリーズアップセールホームページをごらんください。

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セール直前の個体情報と調教映像を公開(事務局)

JRA育成馬は、4月19日(月)無事に中山競馬場に到着いたしました。

到着後、馬体チェックを行い、最新の個体情報を作成しました。

また、日高育成牧場と宮崎育成牧場で出発前に撮影した調教映像を公開しております(5月10日までの限定公開)。詳しくはJRAブリーズアップセールのホームページをご覧ください。

(※画像が大きいため残念ながら携帯電話などでのご視聴はできません。)

 JRA育成馬の購買を考えられている馬主の皆様には、21日(水)~25日(日)の10時~17時の間事前下見を開催しております。詳しくはJRAブリーズアップセール事務局までお尋ねください。

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この写真は4月12日に開催されました日高育成馬展示会の写真です。

ブリーズアップセール 欠場馬情報(事務局)

426日(月)に開催いたします2010JRAブリーズアップセールに上場を予定しておりました上場番号68番メモラブルワーズの08(日高育成牧場)および72番ダンツローレライの08(日高育成牧場)の2頭は、疾病を発症しましたので欠場いたします。現在の上場予定馬は75頭です。詳しくはJRAブリーズアップセールのホームページをごらんください。

JRA ブリーズアップセール

http://www.jra.go.jp/training/bus.html

JRAブリーズアップセール欠場馬一覧

http://www.jra.go.jp/training/2010ketujyo.html 

ブリーズアップセール 欠場馬情報(事務局)

426日(月)に開催いたします2010JRAブリーズアップセールに上場を予定しておりました上場番号60ミズホの08(日高育成牧場)および70ニキトートの08(宮崎育成牧場)の2頭は、疾病を発症しましたので欠場いたします。現在の上場予定馬は2010JRAブリーズアップセールのページをごらんください。

2010 JRA ブリーズアップセール

   http://www.jra.go.jp/training/bus.html

JRAブリーズアップセール欠場馬一覧

 http://www.jra.go.jp/training/2010ketujyo.html

育成馬 活躍情報(事務局)

411日(日)の中山第9レース 桜草特別(3歳500万円以下 芝1,200m)において、モンテフジサン号(育成馬名:パステルウエイブの07 父:グラスワンダー 牡 松山康久厩舎 馬主:毛利 喜昭氏)が優勝しました。

2009ブリーズアップセールで売却したJRA育成馬は現在までに14頭が勝ちあがり17勝をあげています。

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育成馬 活躍情報(事務局)

先週は、JRAブリーズアップセールで売却した馬が活躍し、地方交流競走を含めますと5頭が優勝いたしました。

3月30日(火)の地方交流競走の第26回園田競馬5日目第8レース(書写山特別 ダート1,400m)において、ペプチドルパン号(育成馬名:アルフレンテの07 父:カリズマティック 牡 境直行厩舎 馬主:沼川 一彦氏)が優勝しました。

中央競馬においては、4月3日(土)の中山競馬第3レース(3歳未勝利戦 ダート1,800m)において、ジャストザシーズン号(育成馬名:カズサヴァンベールの07 父:アルカセット 牡 小笠倫弘厩舎 馬主:ジャスト・タイムクラブ氏)が優勝しました。

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4月4日(日)の中山競馬第2レース(3歳未勝利戦 ダート1,800m)において、リキアイクロフネ号(育成馬名:エイダイヒロインの07 父:クロフネ 牡 阿部新生厩舎 馬主:高山 幸雄氏)が優勝しました。

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この3頭を含め2009ブリーズアップセールで売却したJRA育成馬は現在までに14頭が勝ちあがり全部で16勝をあげています。

そのほかにも、4月3日(土)中山第8レースにおいてブライトアイザック号(菅原泰夫厩舎)、4月4日(日)阪神第12レースにおいてハイローラー号(木原一良厩舎)が優勝しております。ますますの活躍を心待ちにしております。

読者からの質問 ~ライトコントロールの効果について~(事務局)

日頃から、当ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。当ブログはJRAが行っている生産育成活動を通した技術開発および調査研究の成果を普及・広報するために開設しているものであり、少しでも生産者・育成業者の皆様方の業務に役立てば幸いと考えております。

さて、「育成馬に対するライトコントロールの効果」について、読者の方から下記のようなご質問がございましたので、担当者からの回答と併せて掲載させていただきます。

(読者からの質問)

 育成馬へのライトコントロールについて質問があります。育成馬へライトコントロールを実施した場合、牡馬の方が良い効果を上げたとの調査結果が出ているようですが、その具体的なデータがありましたら、教えてください。

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(担当者からの回答)

JRA日高育成牧場では、性ホルモン濃度を早期に上昇させて、冬季における調教効果を高めることを目的として、ライトコントロールを実施しています。具体的には、1歳市場で購買した馬について、1歳の12月から2歳の4月まで、馬房の天井にタイマー式の100W白色電球を設置することで、昼14.5時間、夜9.5時間の環境(浦河の5月の昼間の長さ)で飼育しました。

さて、気になる具体的な効果ですが、これまでの実験では以下の3点が認められています。

 ①毛艶の良化

  牡牝ともに冬毛が早期に抜ける効果が得られました。

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 LC群(ライトコントロール群)の方が、明らかな毛艶の良化が観察されました。

 

 ②筋肉量の増加

  牡は脂肪が減少し、筋肉量の増加が確認されました。

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 右のグラフにおいて、筋肉量(除脂肪体重)の増加が観察されています。

 

 ③性ホルモンの早期上昇

  牡ではテストステロンが、牝ではエストラジオールが早期に上昇しました。

 

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また、ライトコントロール実施馬については、病気や異常行動などの安全性に問題はありませんでした。

以上は、あくまで実験データですので、全ての馬に該当するとは限りませんが、試してみる価値はあると思います。

なお、競走成績への直接的な効果は現在までのところ認められていませんので、ご了承ください。

当ブログでは、このような読者の方からのご意見、ご質問をお待ちしておりますjra-ikusei@jra.go.jp

また、本会で作成致しました「JRA育成牧場管理指針 第3版」をご希望の方は、当ブログに対するご意見・ご質問をお書き添えの上、お申込み下さい。

育成馬 活躍情報(事務局)

3月27日(土)の阪神第2レース(3歳未勝利戦 ダート1,200m)において、トーブプリンス号(育成馬名:プリンセスホーラーの07 父:マイネルセレクト 牡 武田博厩舎 馬主:武井 久夫氏)が優勝しました。

2009ブリーズアップセールで売却したJRA育成馬は現在までに11頭が勝ちあがり13勝(中央競馬の戦績のみ)をあげています。

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読者からの質問 ~冬期放牧における仔馬の成長ホルモン分泌について~(事務局)

日頃から、当ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。当ブログはJRAが行っている生産育成活動を通した技術開発および調査研究の成果を普及・広報するために開設しているものであり、少しでも生産者・育成業者の皆様方の業務に役立てば幸いと考えております。

さて、129日付けの当ブログ「冬期の昼夜放牧について」について、読者の方から下記のようなご質問がございましたので、担当者からの回答と併せて掲載させていただきます。

(読者からの質問)

当場でも、一昨年より当才の冬期昼夜放牧にトライしております。

シェルターが無いこともあり、悪天候の日には集牧するようにしていますので、1月までは、1日馬体重増400~500gは維持できております。また、放牧地に寝藁を厚く敷き、横になって寝ることができるようにしております。

そこで質問ですが、冬季の夜間に十分な休息が確保できずに、成長ホルモンの分泌は阻害されないのでしょうか?

(担当者からの回答)

成長ホルモンの分泌については、当場でも議論がされています。

当歳から1歳にかけての時期というのは、離乳前ほど成長ホルモン分泌が旺盛ではないと考えられますが、まだ分泌量が多い時期であると推測され、成長に重要な時期であると思われます。

今回、馬の内分泌ホルモンに関する専門家(田谷一善先生:東京農工大学 家畜生理学教授)のご意見を伺うことができましたので、ご紹介致します。

『成長ホルモンの分泌を刺激する主な要因は、次の3つです。
1)睡眠
 ヒトの場合には、ノンレム睡眠(夢を見ない深い眠り)の時に分泌が亢進します。サルでも同様な事が報告されていますが、その他の動物では、サンプリングが難しく報告がありません。恐らく、哺乳類で共通の機構と考えられます。馬では、子馬がバッタリ横になって寝る時に成長ホルモンが分泌されていると想像していますが、測定した報告はありません。

2)運動
 馬でもヒトでも、運動すると成長ホルモンの分泌が亢進します。トレッドミルで実験馬を走らせた時の血液中の成長ホルモンを測定して、明らかに上昇する事実が確認されています。運動による成長ホルモンの分泌は、馬やその他の動物にとっては、重要な機構と考えています。

3)基礎分泌
 成長ホルモンの分泌は、パルス様の分泌様式を示します。馬では、約6時間に1回分泌されます(そのため、血液中の成長ホルモンを測定する場合には、注意が必要です)。また、ストレス負荷に対しては、分泌が亢進するという論文と、反対に抑制されるという論文があり、議論が分かれているようです。

以上のことを考え合わせますと、科学的なデ-タは、発表されていませんが、横になってぐっすり熟睡している時や、駆けまわっている時に、成長ホルモンの分泌が上昇していると考えています』

専門家の意見にあるように、我々も成長ホルモンの分泌には横たわって寝る状態が最も良いと考え、最低6時間ほどは馬房の中で休息させるべきではないかと思っていました。しかし、放牧地で仲間と餌を食べて、遊ぶことによる「精神面の成長」や「体力の増強」などの効果を期待し、昼夜放牧を選択しております。

その効果に関する科学的な根拠は、まだありませんが、いずれは昼夜放牧群と昼放牧群(WM&ライトコントロール&馬服)に分けて、成長ホルモンや皮下脂肪等のデータを取れればと考えております。

当ブログでは、このような読者の方からのご意見、ご質問をお待ちしております。jra-ikusei@jra.go.jp

また、本会で作成致しました「JRA育成牧場管理指針 第3版」をご希望の方は、当ブログに対するご意見・ご質問をお書き添えの上、お申込み下さい。