育成馬 活躍情報
10月19日(日)の京都競馬第1競走(2歳未勝利戦)において、ハイローラー号(育成馬名:エクセレンスの06、父:グランデラ、牡馬、木原一良厩舎、馬主:加藤千豊氏)が優勝しました。JRA育成馬は昨日に続き勝ち上がり、同馬が勝ち上がり第4号となりました。
10月19日(日)の京都競馬第1競走(2歳未勝利戦)において、ハイローラー号(育成馬名:エクセレンスの06、父:グランデラ、牡馬、木原一良厩舎、馬主:加藤千豊氏)が優勝しました。JRA育成馬は昨日に続き勝ち上がり、同馬が勝ち上がり第4号となりました。
10月18日(土)の東京競馬3日目第2競走(2歳未勝利戦)において、ツーデイズノーチス号(育成馬名:ユニバースの06、父:ヘクタープロテクター、牝馬、斎藤誠厩舎、馬主:諸江幸祐氏)が大物感ある走りで優勝しました。日高で育成された同馬が、今年の勝ち上がり第3号です。
10月11日(土)の東京競馬第1競走(2歳牝馬未勝利戦)において、アカリ号(育成馬名:ヤナビの06、父:ネオユニヴァース、牝馬、杉浦宏昭厩舎、馬主:山岸桂市氏)が優勝しました。同馬はセイウンワンダー号に続く、今年の勝ち上がり育成馬第2号となりました。
9月7日(日)に行われました第28回新潟2歳ステークス(GⅢ)において、セイウンワンダー号(育成馬名:セイウンクノイチの06、父:グラスワンダー、領家政蔵厩舎、馬主:大谷高雄氏)が優勝しました。同馬にとっては2つ目の勝ち星で、JRA育成馬としてはダイワパッション号(フェアリーステークスGⅢ、フィリーズレビューGⅡ)以来の重賞制覇となりました。
4月14日、日高育成牧場において育成馬展示会が開催されました。当日は小雨の降る肌寒い1日でしたが、愛馬の成長に目を細める生産者や馬主・調教師など関係者184名が来場し賑わいました。
騎乗供覧では、冬期間の十分な乗り込みを感じさせるJRA育成馬の勇姿が披露され、本部から視察に行った我々を安心させてくれました。また、展示会当日は、日高育成牧場の育成馬を使用して実践研修を行っているBTC生徒にとって、1年間の研修成果を発揮する最後のお披露目の場ともなりました。彼らは、翌週から民間育成牧場に騎乗調教スタッフとして就職していきます。JRA育成馬に騎乗して学んだことを活かして、わが国の将来を担う人材に育っていくことを期待しています。
当日は、生産者をはじめ多くの関係者で賑わいました(4月14日)。
基本に忠実に騎乗するBTC生徒の供覧(外)です。騎乗馬はツキノショウリの06(牡・父スペシャルウィーク)、内はアーチェリーの06(牡・父シルバーチャーム)。2頭とも余裕を持っての力強い走行を披露しました。走行タイムは2F(14.2-13.5)。《写真提供:馬市ドットコム》
今年産駒がデビューする新種牡馬の中にはシルバーチャームとサニングデールがいます。シルバーチャームは1997年のケンタッキーダービーG1およびプリークネスステークスG1を勝った2冠馬で、翌1998年にはドバイワールドカップG1を勝ち、2007年にはアメリカ競馬名誉の殿堂入りを果たした名馬です。一方、サニングデールは日本に少ないゴドルフィンアラビアンの血統で、自身は2004年スプリンターズステークスG1を勝利した名スプリンターでした。ちなみに、JRA育成馬の中にはシルバーチャーム産駒が7頭、サニングデール産駒が3頭おり期待しています。
これらの産駒は、育成馬展示会でも素軽い動きを披露していました。中でも、リンデンルレーブの06(牡・父サニングデール)は、弾かれたロケットのようにスピードに乗り、小さな体を大きく見せての印象的な動きをしていました。
持ったまま併走相手を突き放したケイアイバラードの06(牡・父シルバーチャーム)。走行タイムは2F(12.5-13.0)。《写真提供:馬市ドットコム》
リンデンルレーブの06(牡・父サニングデール)。単走での走行タイムは2F(13.3-12.7)。《写真提供:馬市ドットコム》
宮崎育成牧場のシルバーチャーム産駒、インディペンデンスの06(牡)。
4月28日(月)、4回目を迎える2008 JRAブリーズアップセールを中山競馬場で開催いたします。当日は騎乗供覧を9時から、セリを14時から行う予定です。なお、今年は13時からグリーンチャンネルでの実況中継も行います。育成馬の関係者をはじめ一般の競馬ファンの皆様にもTVでセリの様子を楽しんでいただければ、と考えております。
みなさんは、「JRA育成馬」の前身といえる「抽選馬」という言葉をご存知でしょうか?
この言葉は、以前JRA育成馬を抽選(くじ)方式で均一の価格で配付(今でいう売却)していた頃の呼び名です。

抽選馬時代の平成14年度2歳馬名簿(当時は東組(美浦入厩予定)・西組(栗東入厩予定)に分けていた)
(外)(地)などと同様、馬名の前に付される馬記号としても抽選馬を示す(抽)(マルチュウと読みます)というものがあり、この記号は現7歳世代以上のJRA育成馬に付されています。

以前はよくみられた(抽)の記号(JRAレーシングプログラムより)
ただ、一度JRAの登録を抹消すると、たとえ地方競馬から戻ってきても復活しないこともあり、この記号を持つ現役馬は、2頭を残すのみとなってしまいました。
8月15日の育成馬日誌で紹介したグランドサファイヤ号が中央競馬の登録を抹消、残るはともに7歳馬のアマノブレイブリー号とスターオブニルス号です。この2頭の今後の出走・活躍を期待したいと思います。

アマノブレイブリー号 (ドンカスターS優勝時)
アラブの抽選馬
ちなみに今はないJRAのアラブ競走はすべてこの抽選馬によって実施されていて、馬記号は[抽](カクチュウと読みます)としていました。略称としてアラブは「アラ抽」、サラブレッドは「サラ抽」という呼び分けもあったのです。中央競馬のアラブ系競走が廃止されたのは平成7年末のことでした。

[抽]ムーンリットガールは平成7年のスプリンターズSに出走しました(競走成績より)
今年のオークス・ダービーは好天に恵まれ、多いに盛り上がりました。
オークス(優駿牝馬)には、JRA育成馬のハロースピード号、アマノチェリーラン号が出走、それぞれ11、12着に終わりましたが、私たちもわくわくする時間を過ごすことができました。馬主・調教師等関係の皆様、そして馬たちに感謝するとともに今後のますますの活躍に期待したいと思います。 
ハロースピード号
アマノチェリーラン号
そしていよいよ日本ダービー(東京優駿)。JRA育成馬の出走はありませんでしたが、なんと64年振りとなる牝馬での優勝を果たしたウオッカ号、実はJRA育成馬と深いかかわりがあるのです。ウオッカ号の母タニノシスター号(父 ルション)は平成7年に売却されたJRA育成馬(当時は抽選馬と呼んでいました)で、れんげ賞を勝って桜花賞にも出走した母馬なのです。ちなみにその父ルションもJRAが日本産馬の資質向上のために英国から導入した種牡馬です。このような形でJRA育成馬が今年の日本ダービーに関わっていたことは大変うれしい出来事でした。
タニノシスター号
春のクラシックが終了し、いよいよ2歳新馬戦のスタートが近づいてきた今回はJRA育成馬事務局からお届けしました。