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2019年12月

2019年12月28日 (土)

国際学会への参加 in カナダ

分子生物研究室の根本です。

半年ほど前になってしまいましたが、7月14日から7月17日にカナダで開催された、馬の急性腹症(腹痛)に関するワークショップ(Havemeyer Workshop 2019, Acute Equine Colitis)に招待され、参加してきました。

本ワークショップの目的は、現在でも約60%が原因不明で、しばしば致命傷となる急性腹症の診断法と治療法の向上のための研究について議論することでした。開催場所はオンタリオ州ナイアガラオンザレイクにあるホテルであり、トロント・ピアソン国際空港からバスで約2時間でした。

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2_2会場となったホテルの外観とワークショップ会場

 

参加者は、急性腹症に関する各種研究の専門家で、私も含め本ワークショップの開催委員によって招待された臨床獣医師や研究者でした。参加者は30名ほどと少人数であり、朝8:30から夕食まで、ほぼホテルに缶詰状態で開催されました。地理的な要因から参加者の多くはカナダやアメリカからで、イギリス、フランス、デンマーク、オーストラリア、日本(私)からは各1名ずつ参加がありました。

プログラム全体を通して、腸内フローラに関する発表に多くの時間が割かれ、現在の急性腹症に関する主要なテーマであることが伺えました。ちなみに私はウマコロナウイルス病について発表してきました。

最終日の夕食時、3年後の2022年に消化器症状関係でワークショップを再度行いたいと本ワークショップの会長が話しており、再度招待してもらえるような研究を行っていきたいと感じたカナダ出張でした。

2019年12月12日 (木)

精悍な顔立ちの馬

臨床医学研究室の田村です。

今回はこの精悍な顔立ちをした馬を紹介します。

耳を前方に傾け、何かを気にしている様子です。

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周囲をよく見渡すと、床は艶やかであり、奥には扉があります。そう、ここは室内です。

部屋の中に連れてこられたので、緊張しているのでしょうか。

 

実はこの馬は、クォーターホースをモデルとした1/1サイズの模型です。

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馬獣医学の実習や教育を目的として作製された製品であり、普及が進んでいます。

様々な工夫が施されており、採血や注射の練習も可能です。

さらに、この馬の背中には鞍形状の切れ込みが入っており、パカッと開けることができます!

 パカッと開けた腹部には、この模造品を入れることができます。

Dsc01032馬の腸は非常に長く(30m以上あります)、解剖学的な位置が複雑です。

でも、この馬であれば正しい位置を教えてくれそうです。

 

今後の実習で活用したいと思います。

2019年12月 2日 (月)

馬たちの体重管理

臨床医学研究室の福田です。

暦はついに師走を迎え、栃木県もしっかり寒い日が続いております。

気温が下がると、どうしてもあったかくておいしいものが食べたくなるんですよねえ。鍋物なんてサイコーですよね。

「天高く馬肥える秋」、もう秋は過ぎつつありますが、総研所属の馬たちもうっかり食べすぎてしまうようです。

私たちは飼養されている馬たちを使って様々な実験を行っています。実験データを収集する上で、各馬の体重はとても重要なパーソナルデータなので、実験時には必ず体重の計測を行うようにしています。

特に現役の競走馬同様の運動を負荷される馬たちは、うっかり太りすぎるわけにはいきません。

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このように、四角い枠の中で静かに立たせて、数秒で計測が完了します。

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こちらは競馬場の装鞍所にある馬体重計。基本的に仕組みは一緒で、ここで計測された馬体重が皆さんに届きます。馬券検討に役立ってますか?

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少々食べ過ぎですな。ちょっと町内3周くらいしてきますわ。皆さんもお気をつけて。