総務課の高橋です。
先週日曜日は、年末の風物詩、日本中が競馬モードの「有馬記念」でした。
私は首都圏の某ウインズで、一日中ビギナーの方々に馬券の買い方などをご案内しておりました。
普段は競馬に接しない方も、この日ばかりはひっきりなしに訪れては、初めての馬券購入にドキドキし、
常連の方々も、いつも以上にあーでもない、こーでもないと悩み、それぞれ「夢」を買っていかれました。
いちファンから職員に立場が変わって久しいですが、有馬当日はいまだに気分が高揚します。
それだけ、特別なレースなのですよね。
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開催執務については、以前、企画調整室の太田もこのブログで紹介していましたが、
我々事務職も、全国の競馬場・ウインズに出張して、馬券の発売やお客様対応に務めています。
当然、お客様が多ければ多いほど忙しいですし、乗り切っても疲れが一気に押し寄せてきます。
でも、「外しちゃったよ~」なんて言いながら満面笑顔で帰路につく方を拝見すれば、
「ああ、自分たちが作っている競馬で、こんなにも楽しんでくれたんだ」と達成感で満たされます。
レース前のドキドキ・ワクワクが顔一面に表れて。
スタートすれば、真剣な眼差しで心の底から声援を送り。
ゴール後に広がる、本気の歓喜と、本気の落胆。
これだけ多くの人の「夢」に接し、間近で見ることができる仕事は、そうそうないんじゃないでしょうか。
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ラスト1日。
そして来年も。
中央競馬を通じて、皆さんが「夢」を見るお手伝いができれば幸いです。
ぜひ今後とも、競馬場に、ウインズに足を運んでください!
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さて、研究所の仕事納めも近付いてきました。
玄関では、門松の準備が進んでいます。
皆様、どうぞよいお年をお迎えください。
素敵な初夢、見られるといいですね。
分子生物研究室の坂内です。
12月8日から13日まで、馬の国際間移動に関する会議に出席するため、
香港の沙田(シャティン)競馬場へ出張してきました。
会議の前日(9日)には、香港ジョッキークラブが主催する国際競走が行われ、日本からも9頭が出走しました。
とても華やかな雰囲気の中、1日にG1レースが4つも組まれている大イベントです。

こうした国際競走の背景には、感染症など馬の衛生に関する国同士の合意が欠かせないわけですが、
今回参加した会議ではそうしたルール作りに関することが話し合われます。
ジャパンカップを始めとするJRAの国際競走を盛り上げるために、衛生を確保しつつ、
より多くの国から馬が来てくれるように私たちは取り組んでいます。

臨床医学研究室の笠嶋です。
本日は福島県いわき市にある競走馬リハビリテーションセンターで屈腱炎で療養中のウマに幹細胞を移植しに行きます。
この治療法は「再生医療」と言われ、屈腱炎というケガで傷ついた腱組織を万能細胞の一つである幹細胞の力を借りて再生しようとする治療法です。
幹細胞は移植予定のウマの骨髄液から分離して、今日まで2週間培養を続けて数を増やしてきました。そして、写真は移植当日の朝に幹細胞を準備しいている様子です。
現在、懸命にリハビリに励んでいる競走馬の下へ、今から幹細胞を持って向かいます。この治療法で1頭でも多くの競走馬がターフに復帰できることを願いつつ・・・。
総務課の髙橋です。
先週、所内で防災訓練を行いました。大地震発生を想定した避難・通報訓練、水消火器を使用した初期消火訓練のほか、屋外消火栓の使用方法を学び、実際に放水もしてみました。ポンプの起動方法やホースの重さなども知らないのはもちろん、そもそも屋外消火栓を開いて中を見る機会もなかった方がほとんどではないでしょうか。所員も「いい経験になった」という反応。


以前、浜松市の事業所に在籍したこともあるのですが、長年に渡って大地震の発生が懸念されている静岡県民は、真剣かつ活発に防災訓練を行っていました。それだけ災害を身近に感じている、ということなのでしょうが、当然、予測されていない地域でも災害は発生します。
有事に対する備えは、無事のときに。
運動科学研究室の高橋佑治です。
運動科学研究室では、トレーニングや馬の動きに主眼を置き、より効率的で安全なトレーニングを提言できるよう研究を行っています。
先週の木曜日に美浦トレーニングセンターで「スポーツ科学セミナー」を実施してきました。
このセミナーは1年に1回東西のトレセンで、厩舎関係者向けに運動科学研究室で行っている研究内容を普及するためのセミナーです。
今年は
・サラブレッドの骨格筋の特性とトレーニング
・サラブレッドのスポーツ栄養
・セルフキャリッジ(馬自身によるバランスの維持)と項靭帯の伸展を目的としたトレーニング
というテーマについて、講演してきました。
150名程度の厩舎関係者が参加し、時間を過ぎても質疑応答が続きました。
企画調整室の太田です。
今回は競馬開催執務についてご紹介します。
当研究所に勤務している獣医師の主な仕事はもちろん研究業務ですが、それ以外に重要な仕事として競馬開催業務があります。
年間10~15週程度、週末は全国の競馬場に出張し、競馬開催に携わっています。
競馬開催業務の中で研究所のスタッフが担当する業務として、「競走事故馬救護係」があります。
レース中の事故や放馬などのアクシデントに迅速に対応し、レースを安全かつ円滑に施行することが最大の任務です。
写真のように赤いジャンパーを着用していますので、発走地点やパドックで探してみてください。

企画調整室の太田です。
競走馬総合研究所のホームページのリニューアルにあわせて、新たにブログを開設しました。
最新の研究トピックスだけでなく、総研で行われるイベントや講習会の様子なども配信していく予定です。
今後ともよろしくお願いいたします。
