競馬 Feed

2022年7月 4日 (月)

マイクロチップ

 7月に入って浦河も急に気温が高くなり、放牧中の馬たちも汗ばみはじめました。暑い日中には水桶に集まり、我先にと水を飲む姿もみられます。

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放牧地の水桶に集まる親子たち

 さて、本日はJRAホームブレッド当歳馬8頭にマイクロチップの埋込を行いました。

 馬用のマイクロチップは固有の番号を書き込んだ長さ14.6mm、太さ2mmの小さなチップです。これを体内に埋め込み、専用の読み取り機で番号を読み取ることで個体照合を行います。先月(2022年6月)には販売される犬猫へのマイクロチップ装着を義務付ける改正動物愛護法も施行されたことから、関心のある方もいらっしゃるかもしれません。競走馬ではイギリスやアイルランドにおいて1999年の産駒から個体照合方法のひとつとして導入されています。日本では2007年以降の産駒に対して血統登録時の埋込(マイクロチップ番号の登録)を義務付けており、マイクロチップがなければ競馬に出走することはできません。それまで毛色や白斑、旋毛などの馬体特徴を用いて照合されていましたが、マイクロチップの導入によってより短時間に正確な個体照合が可能となりました。

 競走馬の場合、マイクロチップは左側頸部中央の項靱帯付近に専用の注射器で埋め込まれます。獣医師によって素早く埋め込まれたため、当歳馬たちも駐立したまま我慢できました。これでまた一歩競走馬に近付いたね。

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マイクロチップを埋め込まれるタキオンメーカー2022(牡:父エスケンデレヤ)

2020年11月10日 (火)

秘密特訓

 昨今、各地で熊が出没して話題となっていますが、とうとう当場にも熊が出没しました!!テレビや新聞のニュースで皆さんを驚かせないよう、こっそり育成牧場に現れたこの熊、実は北海道民なら誰でもご存知のあの熊、そう、ブリスキー・ザ・ベアー{通称B⭐︎Bさん(⭐︎はつのだ⭐︎ひろさん同様に発音しないそうです)}なんです!

 B⭐︎Bさんは2004年の北海道日本ハムファイターズ誕生から14年間もの間、球団マスコットとして活躍されましたが、2018年から北海道みらい事業として道内の地域貢献活動に活躍の場を移されています。2020〜21年のこの事業の対象市町村が馬産地である浦河町となったことから、浦河町特別アドバイザーとして浦河町を盛り上げるために乗馬を始められたそうです。今回の出没は、いつか皆さんの前で華麗な騎乗を披露するため、こっそり乗馬特訓に訪れたという事情があったようです。

 乗馬を始めてまだ日が浅いにもかかわらず、軽快な軽速歩(けいはやあし)で余裕の表情をみせるB⭐︎Bさん、さすがですね!

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