離乳 ~その2~(生産)

 離乳の実施時期は、概ね生後5~6ヶ月齢というのが一般的になっていますが、牧場によっては早くて3ヶ月、場合によっては7、8ヶ月齢と遅い場合もあるようです。

 

離乳の実施時期を考慮するうえで、

「栄養面の離乳」と「精神面の離乳」の2つを念頭に置く必要があります。

 

「栄養面の離乳」

母馬がいなくなった場合に、それまで母乳から摂取していた栄養を固形飼料で代替することができるようになっていること、すなわち、1~1.5kgの飼料を食べることができるようになっているかどうか。

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「精神面の離乳」

放牧地で母馬と一定の距離があること、また、他の子馬との距離が近づいていること。

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3ヶ月齢を過ぎると、母子間距離が長くなり、子馬間距離が短くなる。

 

「栄養面」および「精神面」の両者が概ね達成される時期が、概ね生後3~4ヶ月ですので、

必然的に、これ以降が適切な離乳時期といえるのかもしれません。

 

つづく

離乳 ~その1~(生産)

本年生まれた7頭のホームブレッドは順調に育っており、

以前に当欄で触れたホルモン処置の乳母付けをした子馬は、

現在では乳母とともに、実の母子のように寄り添って過ごしています。

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しかし、その母子にも別れの時、すなわち離乳の時期がきました。

 

離乳の目的は、母馬が次の出産に備えるためです。

このため、野生環境におかれた馬では、出産の1~2ヶ月前になると、

子馬の方から自然に哺乳しなくなり、母子が離れていくようです。

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離乳

 

サラブレッド生産においては、過剰成長などに起因するDOD(成長期整形外科疾患)の予防として、母乳の摂取抑制を目的とした早期離乳も実施されています。

 

つづく

7月セールの購買馬が入厩(日高)

本年売却したJRA育成馬達は6月初旬から開始されたメイクデビューに続々と出走しています。本年売却したJRA育成馬は、8月25日現在、7頭が勝ち上がり、合計9勝をあげています。秋競馬に向けて、さらに頑張ってほしいと願っています。

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写真1.左:3回中京競馬8日目報知杯中京2歳S(芝:1400m)に優勝したグランシェリー号(ホームブレッド)、右:2回函館競馬6日目 函館2歳S(G3 芝:1200m)に優勝したクリスマス

さて、7月に行われたセレクトセール、および北海道セレクションセールの各1歳セリで購買した10頭(セレクト1頭、セレクション9頭)が日高育成牧場に入厩しました(写真2)。また、購買馬の入厩に合わせて、日高育成牧場で生産したJRAホームブレッド5頭も繁殖厩舎から育成厩舎へと移動しました。翌日からは、これら15頭を3~4頭のグループに分け、9月上旬から開始するブレーキングまで昼夜放牧による管理を行います。なお、8月末には我が国で最大規模のセリとなるHBAサマーセールの購買馬が入厩する予定です。

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写真2.左:入厩時の馬体検査の様子。タイフウジョオーの12(牡 父:エンパイアメーカー)、右:放牧地で疾走する7月セール購買馬。

日高育成牧場からのブログのアップは久しぶりとなりますので、7月に行われた種々の出来事について触れてみたいと思います。7月中旬には、グリーンチャンネルで放映される「新・馬学講座ホースマンアカデミー」の撮影、および障害馬術競技で活躍している戸本一真氏(JRA馬事公苑)による「育成技術講習会」が行われました。

「新・馬学講座ホースマンアカデミー」は、昨年放映いたしました「馬学講座ホースマンアカデミー」の続編にあたります。JRAでは日高・宮崎両育成牧場で生産育成研究や技術開発を行い、その成果を普及、啓発することにより、生産育成分野のレベルアップに役立てていただき、ひいては「強い馬づくり」につながればと考えています。これらの繁殖・育成に関わる飼養管理技術等をより多くの方々に紹介することを趣旨として、8月から来年3月までグリーンチャンネルで放映しています。放送日時を参考に是非ご覧ください。

◎「新・馬学講座 ホースアカデミー」

    放送日 毎週火曜日             

          8:00~ 8:30

         12:00~12:30

         14:30~15:00

「育成技術講習会」では、日本馬術界のトップライダーである戸本一真氏によって、「ハミ受け」、「競走馬と障害馬の収縮と伸展のサイクルの違い」および「収縮状態へのアプローチの方法」などに関する座学の後、実馬を用いて人馬の主従関係の確立の仕方、正しい道具の選び方、適切な馬具の実施方法、道具の効果と弊害について解説が行われました。講習会の映像は「馬市ドットコム」のHPをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/umaichi_news/e/8e78fbb6e70de27dcd019f03d7080aca

 

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写真3.左:「新・馬学講座ホースマンアカデミー」の撮影の様子、右:日高育成牧場で行われた「育成技術講習会」の様子。

ホルモン処置による乳母 ~その4~(生産)

導入2日目、

ある程度の距離を保っていれば同じ放牧地にいても、乳母は攻撃してきませんが、

通常の母子の様子とは、かなりかけ離れています。

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人の保持がなければ哺乳はできず、

乳母には、噛み付き防止の「口カゴ」、

蹴ることを防止するための「足かせ」が装着されています。

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乳母の母性本能を覚醒させる方法として、他の馬との接触があります。

特にオス馬の存在が刺激になるという説があります。

 

そこで、2頭がいる放牧地に乗馬(去勢馬)を連れてきましたが、

あまり、効果は認められませんでした。

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乳母導入の2日目でしたが、あまりに進展がなく、実の母馬の元に戻すことも考えました。

しかし、後戻りよりも前進することを選択し、思い切って他の母子の馬群がいる放牧地に放してみました。

 

最初は、子馬が他の馬に追いかけられて、逃げ惑い孤立し、

誰もが、他の馬群との放牧は早すぎたと後悔した瞬間、

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突然、乳母が子馬を他の馬から守るしぐさを見せるようになり、

ここから、乳母と子馬の距離がグッと縮まりました。

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不思議なもので、あれほど子馬を敬遠していた乳母も、

ほかの母子との馬群に入り、逃げ惑う子馬に頼られることにより、母性本能のスイッチがオンに入ったようです。

 

集団生活を基本として子孫を残し続けてきた「馬」という動物の本能を改めて実感しました。

 

その後は、乳母は保持されなくても、

人が近くにいれば、哺乳を受け入れるようになりました。

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現在も、本当の母子のような距離の近さまでには至っていませんが、

他の母子と同じ放牧地で、昼夜放牧されています。

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人工哺乳は継続中ですが、体重増加率は他馬と同程度になりました。

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馬房や放牧地では、このように変則的な方法で哺乳しています。

子馬の「生きたい」という生命力の強さには脱帽です。

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アドレス jra-ikusei@jra.go.jp

 

 

ホルモン処置による乳母 ~その3~(生産)

導入初日、

2週間のホルモン剤投与により、1日で5リットルほど搾乳できるようになった乳母を、

子馬と引き合わせます。

 

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乳母には鎮静剤を投与し、鼻の周りにはメントール軟膏を塗って嗅覚を麻痺させます。

また、子馬の馬服には乳母の糞尿をつけています。

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乳母の膣内に手を挿入し、子宮頚管(子宮の入り口)を刺激します。

分娩時の感覚を誘発し、母性本能が覚醒されるといわれています。

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1人が母馬を持ち、もう1人が子馬を乳房に誘導するとともに、

乳母の後方に子馬が行かないように気をつけます。

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持ち手は、乳母が哺乳を拒絶した場合に、チェーンシャンク(※)で懲戒し、

逆に、哺乳を受け入れた場合には、褒美としてエサを与えます。

※鼻梁に強く作用し、リードを強く引くことで懲戒する道具

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ある程度受け入れるようになったら、子馬と乳母だけにする予定でしたが、

乳母による子馬への拒絶行動(噛む、蹴るなど)が激しかったため、

人がついていないときには、乳母を馬房内に設置した枠場に入れました。

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子馬は食欲旺盛で、噛まれても、蹴られても、決してめげることなく積極的に哺乳を続けてくれたことは救いでしたが、

想像以上に、乳母の受け入れは困難で、乳母の性格や子馬との相性の重要性を実感しました。

 

つづく

ホルモン処置による乳母 ~その2~(生産)

前回のブログで触れたとおり、

本年、日高育成牧場の出産馬1頭に対して、乳母付けを実施しました。

その理由は、「母乳の分泌不足」です。

 

この子馬は、初産で出産時の体重が平均を下回る47kg、

母乳の分泌量が少なく、他の子馬に比較して身体の成長が遅れていました。

粉ミルクも与えていましたが、体重はあまり増えてきませんでした。

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2週齢:他の馬と比較して成長が遅い。

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分娩6日後の母馬の乳房、初産のためかあまり大きくならない。

 

一般的に利用されている乳母に比較して、

ホルモン処置したサラブレッド乳母の導入は、多くの困難やリスクをともなうことは前回述べたとおりです。

 

しかし、将来的な競走および調教負荷に耐えうるための健康な馬体づくり、

そして、JRA日高育成牧場の大きな役割の1つである「生産育成に関する技術開発」のための実践の積み重ねの重要性を鑑み、今回の実施に踏み切りました。

 

つづく

ホルモン処置による乳母 ~その1~(生産)

子馬に乳母をつけることは、サラブレッドの生産においては比較的頻繁に実施されています。

 

乳母をつける主な理由は、

 

① 「母馬の出産直後の死亡」

② 「母馬による子馬への虐待」

③ 「母乳の分泌不足」

 

などですが、

 

④ 「母馬の蹄疾患などによる歩様の悪化」

⑤ 「種付けを目的とした母馬の輸出」

 

競走馬ではありませんが、馬術競技馬が出産した際に、

 

⑥ 「早期の競技復帰」

 

を目的として乳母を用いる場合があります。

 

一般的に乳母は、性格が温厚な血統の馬(ハーフリンガー種など)であり、

導入直前に子馬を産んでいる必要があります(母乳を分泌させるため)。

 

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乳母は温厚な血統の馬で、導入前に出産している必要があります。

 

日高育成牧場においては、子馬を産んでいないサラブレッドをホルモン処置することによる乳母導入を実施しています。

 

この利点は、

乳母導入の費用(80~100万円)の削減、

その年に子馬を産んでいない牝馬の活用、

などがあげられます。

 

一方、どちらかというと血統的に気性が温厚ではないサラブレッド、

さらに直前に子馬を産んでいない母馬を乳母として導入することは極めて困難であり、

場合によっては、子馬の大怪我などのリスクを伴います。

 

本年、日高育成牧場の出産馬1頭に対して、乳母付けをすることになりましたので、次回以降のブログで、この詳細に触れたいと思います。

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研修生の受入れ(生産)

日高育成牧場においては、獣医畜産系の学生を対象としたサマースクールをはじめ多くの研修生を受け入れています。当場は、競走馬の生産および育成をとおした調査研究および技術開発のみならず、このような人材育成もわが国の生産界を支える重要な役割として認識しており、積極的に実施しています。

 

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写真1および2 大学の春休みを利用して当場で研修を受ける獣医学生

夏季のサマースクールと異なり、春季の研修受入れについては公募しているわけではありませんが、大学の春休みであり、出産・繁殖シーズンでもあることから、毎年のように多くの意欲的な学生が研修受講を目的に来場しています。

研修生は、分娩や発情検査などの繁殖シーズンにおける獣医学的な技術や知識のみならず、将来的に馬の臨床獣医師になった際に必要不可欠な馬の飼養管理方法、取扱い技術および装蹄学に至るまで、実践をとおして幅広く学習することができます。

 

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写真3および4 獣医技術のみならず飼養管理や馬の取扱いも学ぶことができます。

今後も当場は、獣医師のみならず生産および育成技術者など、将来のわが国の強い馬づくりをささえる「ホースマン」の養成に力を注いでいきたいと考えています。

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HBAトレーニングセール」に向けて(日高)

 423日に中山競馬場で行われたJRAブリーズアップセールでは、多くの皆様の参加および御購買をいただき、誠にありがとうございました。御購買いただきました馬たちの競走馬としてのご活躍を心から期待しています。育成馬日誌の紙面をお借りし、あらためて御礼申し上げます。

 北海道のゴールデンウィークは寒気と低気圧の影響により冷え込み、帯広では8年ぶりとなる5月の積雪が観測されました。浦河も雪こそ降らなかったものの、冷たい雨に見舞われ、冬に逆戻りとなりました。

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ゴールデンウィーク後には、季節はずれの積雪によって雪化粧された日高山脈が一望できました。左:No. 292ダノンクラフトの11(牡 父バゴ)、右:No.295ボンビバンの11(牡 父マンハッタンカフェ)。

 さて、JRAブリーズアップセールに欠場した5頭につきましては、521日(火)にJRA札幌競馬場で開催されるHBAトレーニングセールに上場予定です(公開調教は前日の520日(月)に開催)。今回の上場予定馬5頭にとって、HBAトレーニングセールは競走馬としてのスタートラインに立つためのラストチャンスになります。なお、No.294ブライアンズソノの11は欠場となりましたので、ご了承ください。

ブリーズアップセールからHBAトレーニングセールまでは、4週間と決して十分な期間ではありませんが、ブリーズアップセールの上場を見送り、調整してきた結果が良い方向に向いています。公開調教ではしっかりとした動きをご覧いただくことができるようにセールまでの残された期間、調教を実施したいと思っています。

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ブリーズアップセールの上場を見送り、調整してきたJRA育成馬5頭はHBAトレーニングセール上場予定です。左:No. 296レディマハロの11(めす 父オレハマッテルゼ)、右:No.293ディマーの11(めす 父サウスヴィグラス)。

515日(水)の調教動画です。

セリが開催される5月下旬の北海道は、一年で最も素晴らしい季節となります。皆様のご来場を心からお待ちしています。

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エゾウサギも冬毛からの換毛を終え、北海道は一年で最も素晴らしい季節を迎えようとしています。

 

 

 

分娩に関する注意事項(生産)

前回お伝えしたように、本年の初産駒は破水から出産までの時間が7分と短く、極めてスムーズに生まれました(写真1)。当育成牧場の分娩監視においては3つのステージ、すなわち、第1段階(発汗・不穏~破水)、第2段階(破水~娩出)および第3段階(娩出~後産の排出)の時間を記録しています。この中で第2段階の時間は、子馬の健康状態および生存率において極めて重要です。

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写真1 本年度の初産駒(ビューティコマンダの13)。破水後の時間は短く、スムーズな分娩でした。

分娩の第2段階が40分を超えると子馬の健康被害リスクが高まる

米国McCue博士が実施した妊娠馬1047頭の大規模な分娩調査によると、第2段階の平均時間は16.7分(2~152分)であり、7割強が20分以内に娩出しています。重要なことは、40分以上の時間を要した場合、死産、罹患率(生後5日以内の疾患発症)および死亡率(生後5日以内)が、20分以下の分娩と比較してそれぞれ16.1倍、7.9倍および2.5倍に上昇することです。このため、子馬の健康を考慮した場合、可能な限り迅速な分娩が望ましいと考えられます。もちろん、第2段階に時間を要しているということは、分娩に際して何らかの異常がある可能性が高いため、破水後の胎子の状態をいち早く確認することが重要であることは言うまでもありません。なお、緊急時に破水時刻を正確に記録するためには、携帯電話の発信履歴が役立ちますので有効活用しましょう。

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図1 第2段階(破水から分娩まで)の時間を記録しておくことは重要であり、その際には携帯電話の発信履歴が役立つ。

安全な分娩のための重要なポイントは?

一方、分娩時間を短縮させるために、胎子を人為的に牽引することは推奨されません。過度な牽引は子馬の健康状態のみならず、母体においても分娩後の子宮機能の回復に悪影響を及ぼす可能性があるからです。もちろん、胎位異常やレッドバッグなどの緊急時の場合はこの限りではないため、母馬の怒責(いきみ)にあわせた適切な力および方向による早急な牽引が必要となります。

以上のことから、分娩に際しては、

1.分娩兆候をいち早く察知すること(適切かつ継続的な分娩監視の徹底)

2.破水時間を記録すること(第2段階の経過時間の把握)

3.破水後の胎子の状態を確認すること(膣内検査の実施)

が重要であり、状況によっては、異常胎位の整復や獣医師への連絡などの迅速な対応が必要となります。このための事前準備として、分娩時疾患や胎位整復の予備知識の習得、酸素ボンベの準備、および獣医師への連絡体制や近隣の馬診療施設への搬入方法の確認などが必要となります。

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写真2 破水後は胎子の状態を早急に確認する。

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写真3 レッドバッグや新生子馬無呼吸症などの緊急事態に備えて、酸素ボンベを準備する。

【ご意見・ご要望をお待ちしております】

平素はJRA育成馬ブログをご愛読いただき誠にありがとうございます。当ブログに対するご意見・ご要望は下記メールあてにお寄せ下さい。皆様からいただきましたご意見は、JRA育成業務の貴重な資料として活用させていただきます。

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グリーンチャンネル「馬学講座ホースアカデミー」のご案内》

現在、本ブログで紹介しているような生産育成研究で得られた成果について、

グリーンチャンネル無料放送時間帯にて下記のとおり放映しております。

詳しくはグリーンチャンネルHP等で番組表をご確認のうえご視聴ください。

◎馬学講座(ホースアカデミー)

   ・放送日 毎週火曜日 11:00~11:30

            水曜日  8:30~ 9:00

            木曜日 15:30~15:30

    ※毎月第一火曜日が新作の初回放送(ただし1月は8日が初回放送)

   ・放送内容

       1月号  非分娩馬への泌乳誘発および乳母としての導入

       2月号  分娩後初回発情種付けにおける受胎率

       3月号  分娩および分娩直後の当歳馬の管理