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2023年9月28日 (木)

ドローン飛行

 近年スマート農業とよばれる農業の効率化や簡略化の観点からドローンやAIを活用した草地管理が注目を集めており、植物の育ち具合や肥料をどれくらい与えたらいいかの推定、さらには放牧牛の健康管理など様々な活用法が研究されています。

 日高育成牧場においても、放牧地の植生(イネ科やマメ科、その他の草がどのような割合で生えているか)に関する研究のため、無人航空機(ドローン、写真1)飛行を行いました。3.5haの放牧地について、撮影は20分ほどで終了し、450枚の写真を撮影しました。450枚の写真を組み合わせることで放牧地の全体像を得ることができます(写真2)。写真から草の分布、糞の位置などを検出し、放牧地の状態を把握しました。

 現在は牛での研究が盛んですが、馬の放牧地や採草地でもドローンやAIによって草地管理の省力化を図り、また馬の健康や発育の管理に活用すること目標に調査してまいります。

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写真1. ドローン(重さ950g)

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写真2. 450枚の写真を組み合わせてできた放牧地の全体像