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2019年1月23日 (水)

育成馬検査

 繋養中の育成馬の個体検査が行われました。

 1頭づつ展示・歩様を検査し、馬体の成長、疾患発生の有無、調教進度を確認します。また、血統による馬体の特徴の確認やトリミング・ハンドラーの技術審査も行われました。

 セリのレポジトリーで認めれていた軟骨下骨嚢胞(SBC)が重症化してしまった馬や、深管骨瘤が発生し跛行した馬もいます。しかし、今年度からトレッドミル2台体制でそうした馬も徐々に立ち上げ直すなどの工夫が功を奏しているようで、調教が滞った馬もブリーズアップセールに向かうことができるようになりました。こうして得られるデータや経験は有用な知見として生産育成者に公開されることになります。

 まだこれから調教は強度を増していきます。全ての馬が競走馬に成れる訳ではない厳しい競走馬の世界ですが、人馬ともに無事にブリーズアップセールを迎えられることを願うところです。

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